メモ
① 安心してください。それはお遊びです。
② 「自分は悪くない」って思うんだったら、そんなにイライラしなければいいのに。堂々としてればいいのに。ねえ。
③ なんだ発売されてるじゃないかあああ!!! 25区。steamで買えるじゃないかああ!! 近々に買おう。買います。
メモ
① みな何者かになったような気になって。何者にもなっていないのに。勘違いして。いやそれこそが勘違いで。みなすでに何者かになり得ている? そんな。世の中みんな勘違いで成り立っているのではあるまいか。
② セラーナを吸血鬼から治療できないフラグを立ててしまった! いやskyrimの話。無印で2.5周。スペシャルエディションで1周終り間近だが…。まあ治せなくてもいいけど…。あと1周くらいはしたいから、そっちで。いや今度は吸血鬼ルートにするからダメか…。また今度な! セラーナ。とりあえずゴメン(もちろんゲームの話だ!)。
③ 何かメモしようとして忘れた。ああ。別件だけど、匙田洋平さんの『夜のロボット』が面白い。電脳マヴォで読めます。こちら。ちょっとガロ系な感じ、ありませんか。頭にネジっていうのは、『ねじ式』へのオマージュなんだろうか。あ、ロボットものですよ、ちゃんと?した。
随想 from syrup16g 「十六夜 〈IZAYOI)」 その十六夜
ちょっとちょっと!
syrup16g後半戦いよいよスタート
十六夜最終日公演に、サブタイトル最終夜「冥途」を追加
syrup16g COPY発売16周年記念ツアー「十六夜 <IZAYOI>」の後半、いよいよ始まります。
昨年の一夜から七夜はCOPY中心のセットリストで臨みました。
七夜からの後半戦は、最新アルバム『delaidback』、そして『delayed』と『delayedead』のdelayedシリーズ三部作と『COPY』の曲でセットリストを組みました。
前半とは表情が異なるsyrup16gをお届けします。
最終日、十六夜の新木場コースト公演ですが、サブタイトルを追加します。
最終夜「冥途」
としました。
思えば2014年の再始動以来、年に一枚のリリース、年に一回のツアーと、syrup16gとしてはコンスタントに活動してきました。
休止とかおおげさなものではないですが、このへんで一休みします。
少しの間、冥途に旅してきます。
みなさん、旅の前にツアーでお会いしましょう。
syrup16g スタッフより
という文章を見て、ツアー後半についての情報いっさいをシャットアウトして、あの曲やるかなこの曲やるかなと期待を膨らませていた僕の期待を、この日(3月20日)見事に打ち破ってきやがりましたね。
何って『delaidback』から1曲しか演ってないし(涙)! それもビックリまさかの「変拍子」だし。なんで「赤いカラス」じゃないの。「光のような」じゃないの。「upside down」じゃないの。「光なき窓」じゃないの。
『delayedead』だって「Sonic Disorder」と「翌日」じゃん! それってどっちかって言ったら『Free Throw』じゃん(涙)!
つーか今調べたらほかのとこではめちゃめちゃ演ってるじゃないですか。ねえ。水戸では「光のような」がさく裂してるし…。「これで終わり」も各所で演ってんじゃん。うわあ…。「光なき窓」もあるし…。
……。
いや分かりますよ。いや分からないけど、たぶんツアー最終日だし、これからしばらくお休みすることも表明してるし、ここが節目になる日だからこそ、先述のメッセージには当てはまらない、いわば「例外」としてこの日があって、それでこの日のライブは今までの総集編的なセットリストにしたんだろうなって、何となく想像はできます。できるんです。『HELL-SEE』や『パープルムカデ』、『coup d'Etat』、『Kranke』、『darc』、『リアル』、いろんな作品からちょっとずつ演ってくれた。それはそれで嬉しい。でも、それって今までのライブでも演ってきてるわけで。
なので。やっぱり。僕は。このツアーだからこそのセットリストで来てほしかった。マジで。特に新作『delaidback』からの曲は聴きたかったなあ。今だとどんな感じで鳴らされるのか、すごく聴きたかった…。だって、これから先、また活動が始まって、ライブやってくれても、『delaidback』の曲って、なんとなく、演ってくれないような気がしません?? なんとなく、このツアーでしか聞けないんじゃないかって、そんな気がするもんですから。
もう、こればっかりは、仕方ないんだけど…。
でもそれは僕の独りよがりな意見にしかすぎなくて、逆に考えれば、たとえばこの日初めてsyrupを観に来た人もいるかもしれないし、そういうファンにとっては、「syrupのライブといえばこの曲」ってのがあると思うし、「あの曲をライブで聴きたい」っていうのも当然あると思うし、ここでそれらを披露してくれたのも、バンド側のサービス精神というか、やさしさというか、気遣いなのかもしれないって、今はなんとなくそう思えます。「ライブの定番」ではあるけれど、「他所ではやってこなかった曲」を、この日演奏してくれたわけですものね。
そんなセットリストはこちら。
*** *** ***
前半はフロアからも心配の声が出るほど、声の調子がイマイチでしたね。五十嵐さん。なぜか僕まで嫌な汗かいてました。大丈夫なんですかコレ続けられるんですか?ってくらい不安を感じてしまいました。高音は出てると思うんだけど、低音になると掠れるか裏返るかしちゃってほとんど声が出てない状態がずっと続いてて。明らかに声がぷっつり消えるからお客さんみんな気づいたでしょうね。喉の使い方の問題なんでしょうか、ふつう高音が出にくくなるような気がするんですが。中畑さんもそれを気にしてなのかどうか、いつもより厚めのコーラスでサポートしていたような気がします。五十嵐さんはあとで「想定内!」って自分で言ってましたけど(フロア爆笑)。
加えて2曲目の冒頭でいきなり歌詞トばしてましたね(笑)。「ラララ」で誤魔化してましたけど。
っていうような、まあセットリストの件は抜きにしても、先行きの不安というか、暗雲を感じたライブ冒頭だったんですが―
中盤から! 謎の盛り返しが! さく裂!! すごい勢いで盛り返してきた!
もっとも出だしから音のバランスは良かったんです。五十嵐さんも声がアレなだけで別に音程が危ういとかそういう感じではなかったし、高音は抜け感もあったし、兆しはあったのかもしれません。
中盤の「パープルムカデ」あたりから、声の調子が謎の復活を果たし、まったく気にならないくらいに。ホントに何が起こったんだろう。
個人的にクライマックスはこの本編中盤からラストにかけての畳み掛け。「正常」~「落堕」~「coup d'Etat」~「空をなくす」~「Drawn the light」~「翌日」の流れがシビれました。アツい。バージョンアップした「落堕」のイントロでは中畑さんがフロアを煽り一気にヒートアップ、ウェーブができはじめる。「空をなくす」で本編終了かと思わせてそこからさらに「Drawn the light」がくるんだけど、これが今まで観た中で一番アツい「Drawn the light」だった。暴発気味の歌唱とダイナミックな演奏が絶妙なバランスで交じり合い、見事な荒々しさ。僕はsyrupの持っている静と動でいえば静の部分が好きな方なんだけど―ドロドロしていて、危うい甘さがあって、ゆらめいていて、ときに透き通ったりして、その中に記憶の断片だったり、何事かへの諦念が滲んだりするような―、でもここでは僕の好きな形での「動」があって、すごく良かった。今はちょっと違うんだろうけれど昔の(というか僕が好きなアルバム『coup d'Etat』の頃の)syrupの根底にあった「怒り」が、曲の中に充満しているように感じられて、あと一歩バランスが崩れたら破たんしそうな、あの感じ、すごくよかったです。フロアとの相互作用もあるんでしょうね。
本編ラストの「翌日」は素直にうれしかったです。僕が「演ってほしい」と思っていた曲だから。まあ、なんですかね、たぶん、自分の中では「End Roll Tour」と重なるところがあったんでしょう。解散を発表したあの日は、最後「翌日」で締めくくられて。この日は「しばらくお休み」が決まっていたし、そこに来ての「翌日」だったから、なおさら思うところがあったんでしょう。なんでしょう、みなさん書いているように、今まで幾度か静止期間(休止とは言いたくない)のようなものはあったから、待つのは別に何てことはない、はず、なんですけど。フロアのムードもぜんぜんシンミリしたものではなかったし、バンド側もあっさりしたもんだったし(まあ「休止とか大げさなものではない」って明言されているから、でしょうかね)。そんな感傷的になる必要はないんですけども…。
「翌日」の前でしたか? フロアからの「頑張って」に「あいよ」ってマイクから外れたところで応えた五十嵐さんが妙に記憶に残っている。普通の会話じゃねえかって(笑)。
*** *** ***
で、まあ相変わらず自分の気持ちばっかり書きますけれど―だから随想なんですよ?―詳細なレポートが読みたい方は都内のものだったら、探せば見つかるでしょう。それ以外は、よく分かりませんけれど。個人的にはそういうの、読みたい。
で、こういう書き方してる時点でバレているかもしれませんが、罰当たりにも、ワタクシ本編でお腹いっぱいでした。いやストマックの方じゃなくて気持ちの方です。見事な流れに見事な締めで。実際現場では上に書いたように「このセットリストなんじゃい」って思ってたわけですが(笑)、今にして思うと、ここで終わられても僕はぜんぜん満足だった。それぐらい渾身のライブだったと思う。
でもライブは続く。あとはボーナスステージみたいな受け取り方で、「まだこんなにやってくれるんだ~」って、ホケーッとしてたのが僕です。やっぱりスローなイントロから入る「生活」はカッコいいなあ。初めてライブで聴いた「生活」もちょっと違うけどスローなイントロのやつで、打ち抜かれたなあ、あのとき。『遅死10.10』のときの「生活」もよかったなあ。なんて、記憶が飛び回るのは、走馬灯を思わせるので、止めましょう。アンコール1回目のラストは「真空」だったけど、これはホントに予定外だったんですかね。中畑さんの「1曲やるか!」で急に始まった感じだけれど。痙攣気味のイントロバージョン。
中畑さんの雄叫びもさく裂させて、果たしてここで終わりかと思わせる、も、客電つかずで、「こ・れ・は」とみな足を止めて待つ。
再び登場して「アンコールあると思って」、「めちゃめちゃ準備してきたから」って笑わせる中畑さん。五十嵐さんはテンション上がってるのか、疲れてるのか、その両方なのか、ぶっきらぼうな動きでピックをフロアに投げようとしてるんだけど?、ヒラヒラ~ッってしちゃって届いてない、みたいな(笑)。「落ち着いて!」って笑いながら中畑さん。いい女房役だ。ホントに中畑さんなしでは成り立たないなsyrupは。そんなこと前から分かってるけど、改めてそう思う。もちろん五十嵐さんのバンドなんだけど、一人でしょい込んでるイメージはちょっとずつなくなってきたような気がする。あくまで僕の中での話だけど。インタビューも二人で受けたりしてるし、ライブのMCを中畑さんがやるようになったり(まあそうすると逆に五十嵐さんがしゃべらなくなって神秘性が高まってしまうような気もするけれど、今のところはいいバランスが保たれていると思う)、前にも似たようなこと書いたけど、「二人でsyrup」(いやもちろんキタダさんもね)な空気が作られてきているのは、よい関係性だってことですよね、やっぱり。やっぱ昔の―解散前の―ライブでピリピリしてたのは僕の勘違いじゃなかったのかな。
「またいつか戻ってくるんで。会いに来てください」
ってそんなあっさりした言葉で、「Reborn」へ繋げる。
節目の「Reborn」はやはりグッとくる。
*** *** ***
セットリストは云々と書いたけれど、ライブは素晴らしかった。いや声の不調でドキリとしたのは事実(ライブのご愛嬌というには度が過ぎるレベルではあるまいか)だけれど、中盤からそれはまったく気にならなくなった。丁寧さよりも、パワフルなバンドらしさ。ナイーブさの裏返しにも思える精神的爆発性。それを孕んだ緊張感。そのコントラスト。ライブの何たるかが詰まっていたように思います。
「いつか」っていつだろうな。近いような、遠いような。一回休んだら戻れなくなった、っていう昔みたいなことはないとは思うけど。バンドの調子は絶好調に思えるし、そっちから考えると、このタイミングでってのは残念ではあるけれど。でも確かに『delaidback』で過去をいったん清算できたと考えれば、確かに休むのにちょうどよいタイミングではある。次のことを考えているのか、いないのか、自信があるのか、ないのか、分からないけれど。
僕にできることは、待つだけですね。応援、じゃ、なくて、なんて言葉がいいんでしょうね。聴き続けますよ。そしてまた会いに行きます。
戻ってきた暁には、ライブで『delaidback』からの曲、演ってください、絶対(笑)。僕が聴きたくて聴けなかったヤツ。
お疲れさまでした!
メモ
① 誕生日がうれしいんじゃなくて、誕生日を覚えててくれる人がいることがうれしいんだと、気づいたねオレは。そんな僕は今日誕生日ではありません。ぜんぜん違います。
② 天才の細分化。天才なんて言葉にいったい何の意味があるのだろう。
メモ
① 冥途ロングTはいらない・・・かなあ(笑)。タオルはちょっと欲しい。ちょっと。ね。
② 『その可能性はすでに考えた』を読み始めた。キャラクターは気に入らないが、設定は心躍る。まだ1章しか読んでないけれど、少女を運んだのが、ホントに少年だったのかが気になっている。でも少年じゃなかったとしたら誰だって話になるし、警察の捜査を信じるなら外部からの侵入者はないわけだし、そうすると、その誰かは一度少年を殺して首と胴体を別々の場所において、自分は集団自殺の場に戻って、自害したことになる? いや教祖以外が首を切られていた?ならば誰がその首を切ったのかという話だし、そもそもその場を外から閂をかけて密室状態にしたのは誰だという話になるし・・・。信者全員の首と胴体があったのだから? 『占星術殺人事件』のようなことは考えられないのか・・・。うーむ、すでに引き込まれているな!
③ 鼻毛を抜くと、涙出るよね。くしゃみも出るよね。イライラするよね。たまに爽快。
メモ
① 結局のところ即特勘定。否。それも思い込み。か。
② ART-SCHOOLの『In Colors』を聴くが、モチベーションが変化しているように感じられて仕方ない。ラウドな曲でもぜんぜん攻撃力ない(良いか悪いかという話ではなくて)。何回か聴けば変わってくるだろうか。だからといって失くしたものを求めているような、そんな感じもないのよな。インタビュー、読みたくなってきた。が読めるかな。
【WOWOWぷらすと】音楽の水曜日
曽我部さんも、憲太郎さんも、今こんな感じなのね。久しぶりにお顔を拝見しました。石毛君の新井浩文感。
「私を構成する9枚」に、ニルヴァーナもスマパンも入らなかったのに、NINが入ってるのがうれしいですね。
NNとAphex Twinのアルバムについて話してる辺りが一番エキサイトしました。『フラジャイル』と『ダウンワード・スパイラル』のリリース順を周りが間違えそうになる中、ビシッと訂正する木下君。頼もしい。
そしてマイク・パットンとビートたけしのモノマネは・・・クオリティ低すぎて爆笑した。面白い!