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やっぱり好きなミュージシャン (2013.01.01)


ミドリカワ書房「君は僕のものだった」

「みんなのうた」シリーズが終了してから、ちょっと遠ざかってしまった。昔は「増刊ミドリカワ」とか観に行ってたんだけどなあ。インストアライヴで握手もしたな。なつかしいな。

いつのまにかミドシンは丸坊主になり、ふと俳優の村上淳さんみたいに見えてきたり。月日の流れは、はやいものだ。

アルバム全曲のMVを付録DVDとして付けたり、曲の導入になるナレーション(茂木淳一さんや劇団ひとりさんが担当した)を各曲の頭に挿入したり、いろいろ面白いことやってきた人だけど、やっぱり私が惹かれたのは、曲の力なんだろうな。この曲を聴いて、ミドシンの曲の力を再確認した。

ブラックという言葉が、適格かどうか分からないけれど、ポップな曲に乗せて物語調のエグい歌詞を唄うのがミドシンの主なスタイルだ(もちろんピースな曲もたくさんある)。ばあちゃんをひき逃げするカップルだったり、子殺しだったり、死刑囚から母への手紙だったり、ストーカーだったり。ときにそれはメジャーから退けられたりもするんだけど、それはもうミドシンの性なんだろう。そう思う。

で、この曲は、初め聴いていると、なんてストレートな失恋ソングだろう、ミドシンもこんなの歌うんだなあ、よい曲だなあって思ったんだけど、最後まで聴くとやっぱり裏切らない(笑)。安定した軌道のハズしっぷりに思わず笑ってしまった。すばらしい! やっぱり好きです。ちなみにですが、「馬鹿兄弟」も名曲だ。是非映像と共に見てほしい。



ミドリカワ書房 - 馬鹿兄弟