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Archive for 2月 2025

雪国を聴いています。

 

雪国と言っても吉幾三さんじゃなくってよ。東京を中心に活動するインディーロックバンドの雪国。


Kensei Ogataさんが関わっていることで気になって聴き始めたら、すごく、よかったんですね。昨年末あたりから聴いていて、グイグイきている。ライブはタイミングが合わなくてまだいけてないんだけど、必ず行きます。


現時点での最新作の『Lemuria』も良いんだけど、その前の『pothos』がホント好き。「ポトス」~「2つの朝」~「東京」の流れが至高。淡々と流れる日常(それは繰り返されるフレーズがそう思わせるのかもしれない)の中でゆれうごく感情を思わせる物静かな音像なんだけど、そこにある確かな(それはちょっとしたものかもしれないけれど)変化や、感情の高ぶりが、心地よいような、切ないような、ワタクシの心を動かすのです。


特に『pothos』に収められている楽曲には「雪国」というバンド名が非常にマッチしていると私は思っていて、雪が降った後のような、静謐で、シンシンとした空気感、その中に舞う白い吐息(それは規則的に)、のようなものが感ぜられて、私の心はすっかりいい旅夢気分、ではなくて、なんだかひとつの風景の中に飲み込まれた、否、包み込まれたような感覚になるのです(冷たいけれどどこか温かいというニュアンスです)。そして何かを思い出しそうになるのです。それはいつか見た映画のワンシーンかもしれないし、読んだ本の一節から想像された景色かもしれないし、あるいは私が実際に体験した何かかもしれない。そのつかめそうでつかめない感覚は、もどかしくも、だからこそ、魅力的、なのかもしれません。


ここから変化していくのか、だとすればどう変わっていくのか、気になります。ます!




雪国(Yukiguni) - 二つの朝〜東京〜海を忘れて - February 28,2024





2024年あなたのトップソング by Spotify




ワタクシの2024年のSpotifyのトップリスト、つまり再生回数が多かった曲をまとめたリストというやつ。

年の暮れ?年の初め?にSpotifyが勝手に作ってくれるんですわ。ってそんなこと知ってるってか。

Spotifyだけで音楽を聴いているわけはないものの、そこには少なくとも確かな傾向があるわけで、っていうかMoritaSaki in the poolばっかり!じゃん!ってこれはライブに行く前にひたすらリピートして聴いたからなんだろな。CDも持ってますよ。4月の死んだ僕の彼女とのツーマンももちろん行きます(不測の事態が起こらなければ)。

こんな曲聴いてたっけオレ?ってのもあるけど、聴いてたんでしょうねきっと。

2023年とか、もっと前のものと比べてみるのも面白そうだ。



LONG LONG AGO

 

昔、同じ画像を投稿したような気もしますが、でもいいんです。同じ画像を投稿してはいけないなんてブログルールはないのです。




今年はもっとブログ書こうと思ってます。思ってるだけだけどな。ハッハッハ。改めてX(エックス)はウンコだって思っちゃったもんだからね。


CDは聴くのではない、愛でるのだ。私の場合。


万年筆よりもボールペン使う人が多いのって、楽だからだと思う。いちいちインク詰めて、使わないときは洗って、詰まったときも洗って、また使うときはインク入れて、っていう手間がストレスで、使わない人が多いんだと思う。ボールペンなんて基本ノックするかツイストすれば、すぐ使える。


CD持ってるのにYouTubeで聴いちゃったり、その他サブスクで聴いちゃう人って、すごく多いと思う。ワタクシもそう。何でなのかって、やっぱり楽だからですよ。「あーあの曲聴きたいな」って思ったときにCDラックの中から目当てのCD探して、再生装置(それは現在はPCに付属の光学ドライブであることが多いかもしれない)に入れて、読み込みを待って、ハイ再生っていうところの作業にかかる時間が、ストレスなんだと思う。特に目当てのCDを探すところが非常にもどかしいですね。日ごろから整理しとけって話ですけどね。ハイ。


とにかく手間に感じることを人は嫌がるし、手間をかけずに同じ目的が達成できるなら、断然手間を省ける道を選ぶでしょう。なぜなら手間がかかるよりもかからない方が、ストレスが軽くなるからです。


でも、じゃあなぜCDを買うのかって考えたわけですよ。サブスクで聴けちゃうじゃん、って。ファストじゃん、って。ノーストレスに近いじゃん、って。じゃあなんでオレCD買ってんのって。いやウソ偽りなく言えば、昔より買わなくなってますけどね。


やっぱりCDってトータルでアートなんだよなって思う(今更感。そしてCDに限る必要はないんだけどワタクシの場合CDが多いもんで堪忍)。音だけじゃ足りないんですよ。ファンのアーティストになれば尚更のこと。音だけじゃ我慢できない。もっと知りたくてCDがリリースされてるなら買っちゃう。ジャケットや歌詞カード、あるいは歌詞カードに付された画像からイメージ膨らませたりさ。掲載されているスタッフの名前にも目を向けたりして、「あ、あの人関わってんじゃん」とか、「あ、この人がサンクスに入ってる。繋がりあるんだ」とか。そういうの知れるのも嬉しいんだよね。サブスクにも楽曲クレジットくらいは情報あるのかもしれないけど。


(まあサブスクで配信停止になったりする可能性もあるわけだからそれに備えて持っておきたいって気持ちもちょびっとある)









勝手に転載して御免なさいです。上記は小山健さんが以前書かれたマンガですね。見たことある方も多いと思います。会えない時間が愛育てるのさって郷さんも歌ってらっしゃいますが、リリースが告知されてから待ちに待って手に入れた新譜を家に帰って聴くまでの間の、あのパンパンに膨れ上がった期待感、ドキドキって、昨今なかなか味わってないですね…。

ってすっかり何が言いたいかよく分からなくなってきたので。おしまい。学生時代田舎に住んでたワタクシは、好きな海外バンドのシングルがどうしても手に入れたくて(そこにしか入っていない曲があったんですわ。しかもけっこうシングル沢山出してたんです)、鈍行電車で数時間かけて上京して大手レコードショップで輸入盤コーナーでどうにかこうにか見つけ出して(日本盤は出てなかったのです!)、購入して、家に帰ってヘッドフォンで聴きながら、ニンマリしてたんです。

でも今やそのシングルもしっかりサブスクで配信されているっていう…。いやーいい時代だなあ(?)!