決して完成されなかったいつかの夜に

やっぱりKensei Ogataの『Her Paperback』がいいです。別のブログでHalo Twinsを紹介した時にも触れたけど、購入して改めて聴いてみて、再度思う。

音楽は気分をコントロールするツールでもあるし、気分に合わせて使われるコンテンツでもあると思うんだけど、この作品は、僕が望むところへ僕を導き、そして僕を固定する。コントロールする。僕が望むように。つまり、最近の、というか今現在の僕の気分にすごくマッチしているんです。輝きとその喪失。

この作品が2枚組だったこともいまさら知りました。2枚目の衒いのない憂いが、僕をゆるやかに夜の底へと沈めていきます。とても、安心します。




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