メモ


夢を見た。

前後の流れはあったのかなかったのか分からないが、職場のH(♀)に私が何かを言ったようで、彼女はヒステリックに声を上げて泣いているではないか。私は特にうろたえるでもなく、彼女の手を引いて「こっちにこい」とばかりに、職場内でも人目につかないところに連れて行く。その先で何を話したかは覚えていないが、教え諭すようなことを言ったのだろうか。

場面は変わって、私は暗い道にいた。電柱の灯りはあるが、非常に暗い。そこで私は学生時代の先輩、というか一回り以上年上だし、先輩という言葉では足りないくらいお世話になった人なのだが、私の卑屈な精神のせいで勝手に疎遠中の疎遠になっている(本当に申し訳ありません)、しかもこともあろうに隣の駅を利用している人で、いつぞや深夜に見かけたのだが、私は見つからないように身を隠してしまったというこれまた申し訳ない情けない話がある、そんなN先輩が私の目の前にいて、なんと私は彼に熱っぽく何事かをお願いをしているではないか、夢の中ながら、まったく状況が分からない(見ている最中はそんなことも思わなかったのだが。でも疎遠になっていたことを謝り倒している様子ではあった)。

いったい何をお願いしているのか分からないのだが、今から思い返すにどうやら大学に入れてくれとお願いしているようである。「入れてくれ」といっても「大学内に入らせてくれ」という意味である。合格させてくれという意味ではない。件のN先輩は大学勤務なので(これは本当の話だ)、どうやら私は彼にお願いして、夜の大学に入りたがっていたようだ。別に普通に門から入れるんじゃね―のと、今なら思うのだが、どうやらパスのようなものが必要になるようで、それを貸してくれとN先輩にお願いしているようであった。

どんな会話をしたのか分からないが、知らないうちに私の首にはIDカードを入れたIDホルダーが下がっていて、私はそれを握って大学の門をくぐったのだった。夜の大学といってもたとえば病院のようにヒッソリとしているということでもなく、普通に学生たちがウロウロしている。私は手近の校舎に入り、エントランス(というのだろうか)で人を探し始め、そこに並ぶイスに座っている学生たちの顔を確認し始めた。

と、私の姿を認めて顔を隠した学生がいる。アッと思って私がすかさず近くづと、アレ、これはモデル・女優の市川実日子さんではないか。なぜ彼女を探していたのかよく分からない。が、どうやら夢の途中で、先のHを探しているはずが、それがそのまま市川実日子さんにすり替わっていたようである。だがとにかく見つけたのだ。私はちょっと安心して―

そこで場面が変わったように記憶しているが果たして合っているのかどうか。私は街角のコンビニで誰かを待っているようだった。白黒の視界と、ピンク色の商品(飴だろうか?)だけが、やけに記憶に残っている。そしてコンビニを出て歩いていく背中。やけに晴れ渡った、空。

何かつながりがあるんだろうなあ。市川実日子さんが出てきたのは、ケーブルテレビで放送された『ラヴァーズ・キス』をぼんやり見ていたからだろう。

そんな夢でした。





Leave a Reply