Marilyn Manson - Deep Six (Explicit)



マンソン・イズ・バック!! 2015年1月に発売が予定されている新作『The Pale Emperor』からのトラック。

一発でマンソンを想起するこのイントロからしてここ数年のなんだかな~な作品とは一線を画していませんか。

なんだかんだ言って、ベスト盤以外のアルバムはすべて持っている(はず)の僕ですが(昔はシングルも集めてたし、自伝だって予約して初版で手に入れた)、『Eat Me, Drink Me』、『The High End of Low』、『Born Villain』と、アレアレどうしちゃったのかな路線が続いたここしばらくのマンソンにはまったく血が騒がなくなっていたのです。『Eat Me, Drink Me』はまだ、そのパーソナルな世界観と演歌調のドラマチックな哀愁がユニークで何回か聴きましたが、あとは正直曲覚えていないくらいです(ホントに失礼ですいません…)。「もうマンソンもダメかなあ」なんて、かつての盟友トレント・レズナーが勢いづいているのに反して、マンソンにはどうにも「ダメ」なものを感じてしまっていたのです。

このトラックの前に公開されてた「Third Day Of A Seven Day Binge」も、ミドルテンポの湿っぽい曲で、ここ数年のマンソンから離れた感じではなかったので、新しいアルバムもまたそんな感じなのかなあって残念にも思ってなかったところに! この「Deep Six」が! きたわけですよ!

上にも書いたけどこのイントロ! そして走り始めるカッチリしたリズムに、ディストーショナルなギター! さらにポップなメロディときた上に、マンソンのシャウトも効いてるし、なによりこのブギーな調子! たまらなくカッコいいじゃないですか。思わず笑ってしまいました。直線的なリズムと快楽に直結したハードなギターサウンドは、『The Golden Age of Grotesque』に近いものを感じる。ちなみに僕は『Holy Wood (In the Shadow of the Valley of Death)』が一番好きだし、マンソンのルックスは『Antichrist Superstar』の頃が一番好きです。

メンバー構成というか、誰が曲作ってるかでけっこうアルバム自体が変わってくるのが、マリリン・マンソンというバンドの面白いところでもあり短所でもあるんだけれど、でもこの新しいアルバムには期待しちゃいますね。ここしばらくなかったですよ、マンソンのアルバムに期待するなんて! 前回は前評判よかったから期待したんだけど、ぜんぜん合わなかったんです…。

MVも見方によってはちょっとコミカルなんだけど、昔からマンソンは道化を演じているので、この感じも何やら懐かしく感じてしまいます。にしてもマンソン、やっぱり太った! ネットでもいろいろ言われてたけど、そんなのネットのアレだろ、ネタだろただの、たまたま角度の問題でとかそんなんだろって思ってましたが、確信しました。彼は太った(笑)! まあ健康になったということでしょう。ロックスターのイメージとしてはちょっと丸みが目立つけれど、でも以前よりはマシになってるのかな? さすがにボンテージファッションはもうやらない方がよいかもな…。「The Beautiful People」のMVとかカッコよかったなあ(遠い目)。

ということで、何か批判的ともとれる意見も書きましたがそれも愛あればこそ。新作は必ず購入します。ライブがアナウンスされ始めているけれど、日本も来てくれるのかな? タイミング合えば行きたいデス。前に観たときはケツ見せてくれました(笑)。きれいな白色。

本当はもっと長く書きたかった、というかいろいろ振り返りつつ総括したかったけど、エネルギー切れのようです。

では。




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