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Archive for 5月 2015

ジェラシー、それは苦しい



水の中で呼吸しようとあがくような。



メモ


人のTwitterにて、漫画に関するつぶやきを読んで、漫画そのものを読んだ気になること非常に多し。



メモ


久しぶりに訪れたどっかのバンドのブログが三年くらい前で更新途絶えているときの置いてきぼり感。

久しぶりに送ったメールがエラーで戻ってくるのとなんか似ている。



それはやぶれかぶれ




何が違うって、やっぱりテンション。
楽曲そのものもそうだけれど、歌唱のトーンも全然違う。
この「やぶれかぶれ」感。「ソドシラソ」なんかもだいぶキてる。
これがいわゆる空回ってる感につながってるんだろうけれど、でも圧倒的だったんだなあ。

やっぱり僕はこのころが一番好きです。どうしたって。

それはピクシーズの『ドリトル』が好きとか、
ウィーザーの『ピンカートン』が好きとか、
ダイナソーJRの『バグ』が好きとかと、似た感じかもしれない。
別に他が嫌いなわけじゃないけど、自分の中で、って、ありますよね。

もう一発、かましてほしいなあ。

syrup16g - Kranke


「再発」ライブのあと、わりと近しいところにいる人たちがそろって、syrup16gの精力的な活動をほのめかしはしなかった。むしろその逆で、ゆっくり見守りましょうというニュアンスの意見が多かったように記憶しています。それはコンスタントなリリースやライブを期待させるものでは当然なくて、syrupというバンドはホントに大事にされてるんだなあと思うと同時に、まだどうなるか分からない感じなのかなあって、不安を煽りもしました。

だから何年かに一回ポソッとアルバムなり作品だして、東名阪でライブみたいな、のんびりした活動を、なんとなく考えていました。でも蓋を開けてみたら、とりあえず一年も経たないうちにこうやって作品を届けてくれました。ツアーも組まれているし、なんともうれしい限りではないですか。

『Kranke』は賛否吹き荒れる(というようほどの嵐は起こしていないけれども)作品になってしまったようです。

確かに詰め込んできてる感じがすごくあって、統一感はないように感じます。何を求めているかによって感想は大きく異なるんでしょうね。僕は前にも書いたかもしれませんが、もうsyrupに涙を求めてはいないので、五十嵐さんの作るメロディと声があれば、満足できちゃうかなあって、何か聴き方としてはレイドバックしてしまったようなところもあるので、ぜんぜん否定的には捉えてません。挑戦してくれてもいいし、たとえ焼き直しを食らわしてきたところで、結局受け入れてしまうんだろうなあって、これはあまりよいリスナーではないかもしれませんね。

メロディがどこか突き抜けていないというのも分かりますし、歌詞の抽象性が高いというか観念的なのも確か。たとえば過去のインタビューで―

 「うん。自分がもう思春期じゃないっていうのは
どうしようもないから。
そこは否定しないで。
でもなんか、歌になるものを探していって、
今までみたいに……ものすごい傷付いたりとかね、
初恋の時の喜びとかね、そういう感情のリミットを
音楽に閉じ込めたりとか、そういうことは
多分難しいけど、本当の日常の中にあるものを、
なんか音楽にしていく、のかな」
(『音楽と人』,vol.126,p.170)

―って自覚しているように、もう初期衝動的なドロドロと煮えたぎって、それでいて瞬発力のあるものはおそらく出てこない。歌詞だけで考えてみたって、五十嵐さんは進んで色んな体験をする人には思えない(誤解かもしれないけど)ので、自身を歌詞に落とし込むタイプとしては、どうしたって引き出しが減ってくるであろうことは予想できる。だから自分と世界の関係性についてのグルグルした抽象的な歌詞にならざるを得ないんじゃないか。別にそれが悪いということではなくて(実際キレがなくなったとはあまり思わない)。と、書いていて思い出したのが、阿刀田高さんの『アイデアを捜せ』というエッセイ集の、一篇(これがsyrupに当てはまるという話ではなくて、あくまで思い出したから書いているだけです)。

阿刀田さんはその一篇の中で、小説の出来る過程を数式、x×y=cで示している。cは定数、つまり一定で、これは作品の出来を示す値とする。xはアイデアを捜す力、yは小説を書くテクニック(阿刀田さんは「工房の能力」という表現をしている)とする。cが64のとき、xが8ならばyは8で済むが、xが4になってしまったら、yは16にしなければ、cを64には保てないというわけ。しかし思いつけるアイデアにも限度があるし、工房の能力とて無限に上がり続けるわけではない。ということは作品の質(c)を一定に保つためには、並々ならぬ努力が必要ということになる。だからテクニックもない新人の内にアイデアを使い捲ってしまうと、アイデアが枯渇しても、テクニックがないから何のフォローも出来ない、ということで、作品はドンドン貧弱になってしまうという恐るべき構造を分かりやすく言ってくれている。

音楽にも似たような構造があるかもしれないなあって、何となく思いますよね。あとスティーブン・キングの近年の書き方について「もうテクニックだけで書いてる」というニュアンスの言葉を誰かが言っていたのを思い出しましたが、誰でしたっけね、山田悠介さんだったかなあ・・・。でもたとえばネタが同じでも、テクニックでその見せ方、切り口を変えて提示できるってのはやっぱり才能だと思うし、僕の好きな花村萬月さんとかもその傾向がある(あった)し、重松清さんなんかも作品は変わっても根っこの部分は変わらずにいると思うので(というほど読んでないですね。すいません)、僕はテクニックに重きを置く形に否定的な気持ちはありません(あまり)。

ずいぶん話が逸れておりますが?、とりあえずやっぱりというべきかなんというか「冷たい掌」が一番好きです。途中で調子がガラリと変わるような構造はなんとなく「パープルムカデ」を彷彿。ゆるやかに放たれるサビは爆発力はないかもしれないけれど、やっぱりきれいで儚くて。サビのあとにグーンと滑るようなベースラインがすごくスキ。

「vampire's store」は、もともと僕がsyrupの曲でこういう疾走系のものをあまり好きでないというのがあるので(ライブではよいんですけどね…)、それほどガツンとはこず。「病名は無いが 患者」とか、「金箔の裸眼 見開いて 十把一絡げ Sorryで 即神成仏 磨いて 膝枕」とか、意味わかんねーけど、面白い歌詞で(「バリで死す」の言葉遊びを思い出す。あと「回送」の不思議なイメージにも近い)、曲調やメロディが違ったら、すごくスキになってたかもしれません。

「songline(Interlude)」は、「オー、オー、アッアッエッ」と無気力な顔でマイクに歌いかける五十嵐氏を想像して微笑む(この聴き方はどうなんだ)。

「Thank you」はちょっと「旅立ちの歌」系ですね。ヒラヒラと飛翔系。解散前後で獲得されたと思われるキラキラ感。歌詞は肯定的とも否定(自虐)的とも取れるけれど、そんな意味合いすらもたせずに、単なるオレの心情実況報告みたいな。どうとでもとってくれっていう。曲調も歌詞もストレートで聴いてて気恥ずかしい気がしなくもない。解散時に散ったと思われた青春が、まだ終わってない様子が感じ取れます(結局)。

「To be honor」はアルバムの最後だったらなあ!ってすごく思う。似合ったんじゃないかなあ、このリバーヴ感というか包容力というか、壮大な感じ。EPのここにあると唐突感が。あとやっぱりフォークの人なのかなあってのを感じます。ダイナミックなバンドサウンドに囲まれてはいますが、ギターポロポロ弾いて、歌だけでもイケる曲だと思いますコレは。「数秒間の静寂が 永遠より長すぎるから とりあえず喋ろう」って、俺は休まず歌い続けるよっていう決意表明にもとれなくもないですが、穿ちすぎですよね、ええ、きっとそうですよね。

ということでレジェンドになるにはまだ早い、というかなって欲しくないので、これからも安定の迷走感で、安全に徐行運転してほしいと思います。落ち着いてほしくない。優柔不断な僕らの代表でいてほしい。なんて、なんかシニカルに書いてますが、僕は五十嵐さんの歌が聴ければそれでよいのです。いつか『健康』ってアルバム出してくれるまで応援し続けますって書こうとしたけど、『HELL-SEE(ヘルシー)』が出てるので先手を取られた感じです。座布団一枚。だから今度は『Healthy』を是非(想像したら笑えてきましたが)。

今度のライブは東京二日間行く予定です。何事もなければ。すっかりライブに行かなくなったけれど、syurpだけは行く気になる。まだまだファンのようで、自分でなぜか安心した。

おわり。



Vaporized me



日本の匠を訪ねて


意味のないものを、意味があるようにみせかける。

分かっていないものを、分かっているようにみせかける。

ほんとうは誰もわかっていないということ。



YOONA







Bliss.

メモ


もし脳みそがPCのHDみたいに外付けできたら、
いくつもの脳で別々の音楽を聴きながら、
それぞれ別々に感想をひねり出すことができるだろうか。

なんて考えた。


これはヤマタノオロチですが。
脳みそどうなってんだろ―な。
とか、ちょっと思った。

VGM storage vol.1


何らかの節目を迎えると、身辺整理したくなりますよね。

僕は最近ゲームのサウンドトラックをPCに取り込み始めました。

別にディスクを処分するわけではないんだけど、
やはり手軽に聴くには取り込んだ方が早い。

当然聴きなおすことになるわけですが、
聴いているとやっぱりよいなあっていう曲が沢山あります。

集めていたのは学生時代だから、イマドキのはないけれど。

でも埋もれさせたくない曲もあります。

他力本願な紹介になりますが、
不定期で何回かに分けてピックアップできればと思います。

今回は『リグロードサーガ2』です。
よくゲームの神曲をあげる○○とかありますが、
そういうときにも驚くほど名前が出てこない。
まあ古いってのもあるかもしれませんが・・・。

それに動画サイトにも驚くほど上がっていない・・・。
作曲者は福田康文さんで、よく見たら『幻影都市』や
『かまいたちの夜2 監獄島のわらべ唄』でも作曲をしている。

特に『リグロードサーガ2』では三味線やシタールなどの、
エスニック色の強いサウンドが印象的。メロディも強い。
生楽器の使い方がとにかく豪華で、何も知らずに聴いても、
何か違うなって気づくと思います。
ゲーム本編では容量や負荷の関係で、CDクオリティの音楽を収録できなかったようですが、
サントラでは本来のクオリティで収録。音のクオリティが確実に上がっています。



ヤマタイ(Yamatai)リグロードサーガ2(Riglord Saga2)[SS 1996]


ホントにこれぐらいしかない! プレイ動画やOP動画はいくつかあるけど。
曲単体で、ってのがなんでこんなにないんだろう。
そんなにマイナーじゃないと思うんだが・・・。

エンディングの曲とか鳥肌立つくらい素晴らしいのに。

といっても今は手に入れるのは至難の業でしょう・・・。
気になって仕方がない人は中古屋を巡ってください。南無。

あ、ちなみにセガサターンのソフトでした。
次回はいつになるか分かりませんが、とりあえず今回はこれで。


メモ


どんなにバックがゴリゴリしてても、結局メロディだけで聴かせちゃう音楽ってのは、
醤油をベッタリつけて寿司食ってるみたいな、ドレッシングドバドバかけてサラダ食ってるっていうか、
いずれにしても勿体ない感というか、それでいいのかっていう、なんか腑に落ちない感があります。

そんな僕は今、セブンイレブンの餃子を食べてます。へなってるけど、上手いよ。


最近キになる曲


ブログデザインも変わったことだし、久しぶりに最近キになる曲、いってみましょう。

別に最近じゃないのもあるな・・・相変わらず。


***



【MV】Menoz / YO RO Z

スカッとします。よく見ると映像がところどころハズしにかかってて、面白い。

僕はインテリジェンスを隠せないお笑いとか、シュールを利用したオシャレな雰囲気とか嫌いなんだけど、
そういった衣を突き破って放たれたパンチのような、力強さがガツンときました。

そんなところが、イマドキとはちょっと違う気がして、そこもよいです。


***



そういうことだった/マイミーンズ

ストレートなパワーポップがとても眩しい。

弾んだリズムとギャリギャリしたギターにポップなメロディがあれば他に何も要りませんよね。

すごく楽しそうで(MV見てる限りは)、バンドの在り方のひとつとしてアリだと思います。なぜだかうやらましい。


***



Ministry - My Possession

ぜんぜん最近の曲じゃねーけどな! 1986年だから。

アル・ジュールゲンセンが「もうアルバム作らねーから」っていうまではアルバムだいたい集めてたんだけど、
結局継続するようになってからは持ってません。

インダストリアル路線に入る前のこのボディ・ミュージックなスタイルは『トゥウィッチ』以降ないんだけど、
これはこれで、本当に名盤だと思っているわけです。

あらゆる旋律がフックをもっているという驚異的なセンスは、
インダストリアル・メタルに転向後もしばらくは感じたけれど、
いまは多分影を潜めてるんじゃないかなあと思う。思います。

今「リベンジ」(1983)のMVとか見たら、アルが若すぎて面白い。
サウンドもぜんぜん違うし。


***



禁断の多数決 "今夜はブギウギナイト(smooth rap)feat.NOPPAL" (Official Music Video)

なんで今これなんだろうって疑問に思ったという意味でキになりました。
作りたかったってことかもしれませんが。

特定の領域に踏み込み過ぎな気がします。
同時代性は飛び越えてほしかった。

ご多分に漏れず、私は熱心なファンではないのですが。


***



DAOKO 「かけてあげる」MV[HD]

「かけてあげる」って絶対狙ってますよね?? いやどうでもいいか。
ヴィジュアル的にも決して嫌いではないんですが(いつかバッチリ顔出しちゃうのかな)、
特にこのトラックは憂ったメロディが気持ちを連れ去ってくれて、好いています。


***



泉まくら『明日を待っている』 pro.by LIBRO


前作以降、どっちに振れるかと思っていたのですが、
ポップからは巧妙に距離を取ったように思います。

私はポップな方に来てほしかった!
内省的な部分がクローズアップされていて、聴いていて息苦しい。
」もそう。
レイトの『君を愛す』と似たフィーリング。
(レイトが知らぬ間にアメブロを始めていた!!)

だから『愛ならば知っている』は未購入。


***



それでも世界が続くなら「晴れた日の教室」

このメロディ、このサウンド、このテンションで、
よくこの歌詞を唄えるなあって、思います。

気づいていない人もいるかもしれないけれど、
現実はとてもグロテスクで、矛盾に満ちていて。
だから僕らはつじつま合わせに精いっぱいの不細工な毎日を送る。

それでも世界が続くならの歌はグロテスクで、
つまりそれはリアリティが充満していて、怖いくらいで。

インタビューとか読んだことないけど、どんな心持ちで唄ってるんだろう。
大丈夫なんだろうかって心配になってしまう。

「響かない部屋」とこのMVはつながってると思うんだけど、
相手を殺して自分も死ぬっていうイメージは、究極の局面だ。
相変わらずグロい。オシャレとはほど遠い。
イメージを限定しすぎるのは、あまりよくないとは思うけれど、
でもこれが彼らの世界観なんだろう。

僕のメンタリティは、今はもう、そこにはない。今は。

アルバムを購入して聴く勇気は、今のところ、ない。

目を向けたくないんだろ、きっと。僕は。


***


Tomggg - Butter Sugar Cream (feat. tsvaci)

『Butter Sugar Cream』の中ではとうぜんこのタイトルトラックも好きなのですが、
それは『北斗の拳』でケンシロウを好きというようなもので面白くないので?、
それ以外の部分で考えてみると、「Butter Sugar Cream (MAXO Beammix)」が好きです。

あのつんのめったドライブ感ね。結局タイトルトラック絡みっていう。

いやでも、上半期、というか今年よく聴いた作品にランクインは間違いないです。

初回限定お菓子BOX、上手く開けられなくて、ちょっと破けました・・・。南無。


***



らっかせい(仮)(黒木華・刈谷友衣子) 「テレビの海をクルージング」

これは別に最近キになったわけではないんですが。
日本映画専門チャンネルで耳にしたときから、気になっていました。

もともとは加藤和彦さんの『あの頃、マリーローランサン』(1983)というアルバムに収録されていた曲。

唄っているのは女優の黒木華さんと刈谷友衣子さん(監督は岩井俊二)。
日本映画専門チャンネルのコンテンツ『マイリトル映画祭』に出演していた2人。
そのエンディングでこのフルコーラスが流れたようです。
公式的なユニットではないようで、当然このカヴァー曲はリリースもされていません。

だから今のところフルで聴けるのはこの動画だけ。本当に感謝しております。

一日の終わり、電気を消した部屋、テレビだけが光を放ち、
その画面から、この歌が流れてきたらね、なぜだか涙がホロリと落ちた。


tonight, tonight

音楽は人間関係の代わりにはならないと思っている。

でもその穴を埋めてくれるような気がして、気がして、頼ってしまうときもある。

今日、僕にとってとても大事な人が、僕のそばからいなくなった。

恋とか愛とか、そういう関係性ではないのだけれど、
僕にとってとても大事な、特別な人だ。

別に今生の別れではないし、これからもいくらも会えるのだけれど。

名残惜しさもきちんと伝えたつもりなのだけれど。

何かが足りなくて。

僕は音楽に頼ってしまう。

そして少し、いやだいぶ、感傷的になってしまう。

あまり書くと趣旨が逸れるけれど、そんなときに頼ってしまうのは、syrup16gだ。

何をもってしても埋められない穴を、埋めた気にしてくれる。

僕は少し安心する。たとえそれがまやかしでも。

そこには幸せはないと分かっていても、救われた気がする。



ありがとう。ホントにありがとう。そしてこれからもよろしく。

伝えたけれど、伝わってない気がして、
ここに書くことで、その気持ちが軽くなることを祈って、
だからここに書く。

もちろん、酔っている。

ありがとう。

今日のメモ

実験音楽っていうと紛らわしいから、挑戦音楽っていうのはどうかと思ったりしたけど、よく分かりませんね。

きのこ帝国 - 桜が咲く前に



桜が咲く前に ここを出てゆくことにしたよ

10年後の君はどこで誰と笑っているのだろうか

+ + +

センチメンタル過剰。

僕は色々なものをなくしたようだということに、またしても気付く。

気づきたくないから、僕は離れてゆくのかもしれない。

Cross Road - Mr. Children



学園祭の準備がはじまるくらいの時期だったかなあ、
男子から割かし人気の高かった、Tさんが言ったんだ。

「ミスター・チルドレンって、いいよね。最近好きなんだ」って。

それは別に僕に向けられた言葉じゃなくて、
女の子同士の他愛ない会話、その一端だった。

教卓の前あたり、放課後、ちょっとガヤついた教室で。

* * *

「アトミック・ハートに○○を足してMDに入れてんだけど、最高っしょ」
(○○の部分は忘れた)って言ってたラグビー部のYくんもいた。

校庭の掃除をさぼっていた僕らの前に飄々と現れて、
「第三次世界大戦始まったらしいよ」って言ったときは、
危うく信じそうになってしまったよ。あまりにさりげなく言うものだから。

ああ、そんなことを思い出した。なぜか。

戻れるはずのない過去へと一瞬ですっ飛ばすのも、音楽の力、なのかもしれません。