ダイダロス:ジ・アウェイクニング・オブ・ゴールデンジャズ




言いたいことはだいだいこちらのレビューに書かれていた。→ コチラ

最高傑作の呼び声高い『夢の終わりに』と同じ方がシナリオ担当ということで期待も高まるというもの。だったのだけれど、やっぱりうーんという調子。

いやシナリオは別に構わないのか。自分としては。最初に気になったのは、リンク先のレビューにも通じるんだけど、CVの挿入の仕方。時折シチュエーションに即していないように感じられるときがあって、どういう撮り方したのかなあって疑問。感情移入しづらかったです。

マルチエンディングといえばマルチエンディングなんだけど、その達成状況を示していると思われる画面の見方がよく分からない。あの印は何? どう解釈すればよいのか、分からない。うむむ。

関係者の証言も意図的なのか何なのか、説明を省いているように感じられる部分があって、何が言いたいのか、神宮寺がそこから何を読み取ったのか、分かりづらい。だからやっぱり感情移入しづらい。

一番気になったのは、『夢の終わりに』の前日譚ということで、神宮寺と洋子くんが初めて出会った事件ということでしょうコレ? なのに『夢の終わりに』で神宮寺の夢に出てきたあの発砲シーン、それによって洋子くんの恋人が亡くなったというのが、今作のどのシーンになるのかがよく分からない…。恋人ってダンのこと言ってんのかな? でも『夢の終わりに』では麻薬中毒者っていう設定になってた気がするんですが…。それに発砲した状況も違うし…。まあシーンが違うのは夢だからってことで説明がつくけれど、やっぱそういうことなんかなあ。ダンは麻薬中毒者ではないとオモイマスガ…。

あとはやっぱり神宮寺のキャラかなー。若いときの話だし、新生といえばそうなのかもしれないけれど、こっからあの激渋な男になるとは想像しがたい…! あと洋子くんをもうちょっと出してあげて欲しかった…! 

でもせっかく始まった新章だし、良いところは残しながら(360°ビューは没入感を高めるし、「思考の樹」ももっと分かりやすく、各章ごとにきっちり作るようにして、推理パート設けてやれば面白いし)、継続してほしいですね。



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