タイトルは思いつかない


自分を捨てられない人間が誰かを幸せにできるのかというお決まりの問が頭を占める帰り道であるが。

こんなウンコみたいなブログで文章書いてごまかし続けることにも後ろめたさを感じるが、いや世の中ウンコだらけだしウンコ投げまくりじゃないかと思えば、少しは気が楽になるというもの。

そして結局自分を捨てられず、自分を喜ばせるためだけに、KANEを使う。使った。


① ミドリカワ書房 - 『おつかれさまです』




『東京十景』よりぜんぜん好きだなあ。遡ったらたぶん僕は『愛にのぼせろ』買ってないよなあ(笑)。買おう、そんな気にさせられました。

やっぱり最初聴いたときは頭がへばっていたのでしょう。たとえば婆ちゃんをひき逃げして逃げるカップルを描いた「ドライブ」みたいな、毒々しさやグロテスクなイメージは、確かにいつからかなくなった。けど、歌詞でひとつのシーンを描きつつ、そこにタイトルを組み合わせたところでさらに深みが生まれてくるのは、ミドシン節健在というべきか。歌謡演歌みたいな「もつやき 玄ちゃん」も安定のミドシンらしさ。イントロから笑っちゃったよ。アルバム自体のテーマが慰安ってことだけど、「おつかれさまでした」って力強く繰り返される言葉は、帰り道に聴いてると、グッときますねえ。いいですねえ。「昼キャバ」の「もしかして」っていうフレーズにはどぶろっく感じます(笑)。

「のれんの向こう」って最初居酒屋かと思ってた(笑)。寝ぼけ頭で聴いてたから歌詞が頭に入ってなかったんだな。シチュエーション的に「もつやき 玄ちゃん」と被ってるじゃんって思ったら違う店だったわ。いいですねえ。派手さはなくなったけれど、朗らかシリアスブラックな、ミドシンの何たるかが詰まっております。

…今では貴重なDVDつき『みんなのうた + α』は別れた彼女に貸したまま持ってかれたっていうエピソードもミドシンぽくって何かいいかって、僕も今では受け入れてるよ。お幸せに。







② 雨のパレード - 『Change your pops』



また挑戦的なタイトルですが。なんかトントン拍子で来てる気がしますよねえ。だって「メジャー」で「2nd」ですよ。メディアにもフックアップされてる。

いまいち抜けきらないのはメロディのクセのせいだと思うんですよ。サウンドは凝っていても似通ったメロディが多い。1曲ピックアップして聴くと「おぉ」っとなるけど、全部聴くと何かボヤーンとしてしまうんです。僕は「Tokyo」で衝撃を受けたんだけど、メンバーも言ってるように、あれはちょっと異色だったんだなあって、改めて思う次第。ああいう分かりやすい曲は敢えて封印してるのかな。

ちょっと世界観変わったんかなって思ったのが「Take my hand」ですが、良いです。ポジティビティ。まあやっぱり「俺はやるぞ、みてろよ」って匂いが漂ってますが(この気概はホントに頼もしいね)。次のアルバムあたりで変わるか、変わらないか。見所です。ってかその前にライブみたいなそろそろ。「Tokyo」でこれはライブ観ないと!って思って1st聴いたら足が遠のいて、2ndでちょっと戻りました。







③ Jimmy Eat World - 『Integrity Blues』



前にも書きましたが、僕の中でエモはジミーズとゲットアップキッズで止まってます。古臭いかな。加えるとしてもLDOAの3rdくらいまでかな。

ジミーズは何だかんだで全部アルバム買ってると思う。あぁ1stはないか…。ここ最近ピカッとくることがなかったんだけど、これは来ましたね。前半部は最強、最高じゃないですか。メロディといいコーラスワークといい、100点満点を捧げます。







④ Arca - 『Arca』


タワレコにLPが並んでて圧巻でした。やっぱ目を引く。再生機器はないものの、あやうく飾るためだけにでも買おうかな、などと思いかけましたが、止めました。ポスター欲しいな。このジャケットの。

セルフタイトル作は、まさか!のウタモノアルバムになってますが、今までで一番好きです。Ambient、静謐な空気感が好みです。今までアブストラクトでグニョーンとしてるし、メロディもほとんどないし、いまいち自分の中で着地してない、落としどころがなかったんですが、これで(とりあえずは)落ちてきた気がします。Arcaがこんなメロディ作るなんて思わなかったなあ。まあこのスタイルで定着するとも思わないけれど。

メロディと意味のある歌詞が出た反面、奇怪(きっかい)なイメージは薄れたかもしれませんし、何か普通になっちゃったって嘆く人もいるかもしれませんが、そこは倒錯的なミュージックビデオで補ってください。あのケツは何の意味があるんだろう。ケツ出してるMVなんて沢山あるだろうけれど、意図のよく分からない血に塗れたケツは、全盛期の松本人志のコントのようにグロテスクでシュールに感じる。








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