禍福は糾える縄のごとし


① 体調が快復してきたと思ったら、仕事でミスをしたり。「ため息ばっか吐いてますね」って言われたけど、いや、そうだ、大きな目で見れば、健康第一だ! ミスがなんだってんだ! 小さいことでクヨクヨすんな自分! 頑張ろう明日! ということで。

② 春の気配に誘われて本屋に赴き、長谷川夕さんの『僕は君を殺せない』を衝動買いし、表題作だけ読み終えたんですが、あの煽り文を考えたの誰だ(笑)。叙述トリックだと思うでしょう、あれは誰でも。「二度読み必至」とか、『問題:だれが「僕」で、だれが「君」でしょう?』とか書いてあるんですよ!? どんなトリックがあるのかと思ったらぜんぜんなかった! ハードコアだと思って聴いたらめちゃギターポップだった、みたいな。そもそもそこを狙って書かれてないと思う。でもこのタイトルが作品の言いたいことを的確に表現しているとは思います。何かいろいろハッキリしないまま終わってしまうけど、そしてあれだけ人殺しておいてバレないってのもそうそうないでしょうって思うけど、もしかしてゴアな方向で終わるのかなとか思ったりもしたけど、最後に救いは残されていてよかったです。綺麗っていっちゃうと語弊があるけど、人間味のあるラストでした。



Leave a Reply