ヴヴヴヴ
ムカつくことにメインブログの方でMIXTAPEがすべて表示されなくなりました。Wordpressとの相性が悪いんかな? 理由がよく分かりません。善処します。とりあえずイメージ画像だけ貼って、リンクで8tracksへ誘導させていただきます。でもそれじゃあなあ、貼れる意味がないじゃあないか!!
仮初
とうことで外付けキーボードで復活しましたが、もともとのキーボードを無効にしたくてもできない!! 「C」がたまに延々と入ってしまうので使えなくしたいんですが、HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\i8042prtをレジストリエディタでいじってみても、再起動時にビープ音しちゃったよおいおい…。ってな具合で、もう怖くてできませんわ。PCごと新しくするかなあ。まだ全然使えるんだけどなあ。
『ASTLIBRA mini外伝 ~幻霧の洞窟~』が物凄いです。
ここ最近ちょっとブログから離れていたでしょう。
まあ忙しかったり色々と理由はあるんですが、もっとも大きい理由はこの『ASTLIBRA mini外伝 ~幻霧の洞窟~』をプレイしていたからといっても過言ではありません。
いくつかフリーゲームはプレイしてきましたが、その中では最高峰です。間違いありません。
制作者のKEIZO様の公式サイト、その掲示板で「ぶっ通しで何時間もプレイした」という意見がちらほらとありますが、それも納得です。それほどの中毒性があります。
ジャンルとしては横スクロールのアクションゲームなのですが、より詳しく言えばアクションRPGということになるでしょうか。主人公パン屋の娘は、姿を消してしまったギルドのメンバーを探すため、言葉を話す謎の犬「ポリン」に導かれて、街の外にある幻霧の洞窟へと赴くのです。なぜ一介のパン屋の娘がギルドのメンバーを探すのかと言えば、妹(?)のコムギの病気を抑えるための薬草を取ってくることができるのが、ギルドのメンバーだからです。彼らが行方不明になってしまって、コムギの病状は悪くなるばかり…、下手をしたらこのまま…。ならば、と一念発起、なんと初めはホウキ1本しか装備がないのですが、モンスターどもの巣食う洞窟へと入る決意をするのです。まあストーリーが進むにつれて、そんなにストレートな話ではなくなってくるのですが、このあたりに仕掛けられたちょっとしたミステリーも今作の魅力です。
そう、中毒性の原因というのを考えてみました。まあ突き詰めればゲームというのはいくつかの要素に分解されるでしょうが、このゲームはそのそれぞれが抜きんでている上に、見事にひとつの作品としてフィックスされているのです。グラフィック、音楽、操作性、やりこみ度、ゲームバランス(難易度)…。思いつくだけでも、このどれもが恐るべきレベルで保たれているのです。音楽は自身の手によるものではないようですが、しかしそれにしても、ゲームの世界観を見事に補完している。ファンタジックで、ハードな調子もあり、そしてメロディにも富んでいる。これだけコンパイルしてサントラ出してくれないかなあって期待しちゃうくらい好きです。個人的には炎のステージと、水のステージの第二階層の音楽がお気に入り。
グラフィックがまた素晴らしくて、細部まで緻密に描きこまれた風景や建物、主人公の何倍もの巨大さを誇る、ときにグロテスク、ときに雄々しいモンスターたち、プレイ中はなかなかじっくり目を向けることができませんが、ふと目を向けると実に素晴らしい。特に辺境のステージの背景にある、山々に残る雪と山肌のコントラストや、水のステージの陽光を浴びて光る海面のグラフィックなんて、並々ならぬこだわりを感じて止みません。アイテムもきちんとそれぞれにグラフィックがあって説明文があって、なによりプレイしていて楽しいのは、装備品によってきちんと主人公の見た目が変わるということ。デカい武器を持たせれば、きちんとデカい武器を持つし、装備を変えることによって気分を変えることも出来るし、この装備のゴツさによって主人公の成長を感じることも出来るのです。なんたって初めはホウキ1本ですから。それがデカい剣や槍を振りまわし、厳つい盾を掲げて敵の攻撃をガードするようになるわけですから。しかも、これは直接戦いには関係しませんが、ある程度お金を貯められるようになると、主人公の外観をコーディネートすることも出来るんですね。髪型、上半身の服装、下半身の服装、そして装飾品(帽子や髪飾りなど)。これもすごく楽しい。全部コレクションして自分好みの見た目にしたくなりますよね。
操作性もゲームパッド使えるし、ぜんぜん問題なしです。逆にキーボードでこれをやる人はけっこうしんどそうな気がしますが。個人的には魔法の誤爆(狙った魔法が出ない)がやはり多くて、そこがちょっと気になりましたが、でも些細なことです。戦闘スタイルとしては敵をひたすら殴って、ST(マジックポイントです)を溜めて、魔法を発動させるというのが基本。この殴るという部分で多段的なコンボが発生し、それに付随するバカスカした打撃音やグラフィックによる爽快感というのもモチロンあるし、続けて魔法をぶっ放した時のド派手なエフェクトも重ねて爽快感を与えてくれます。ある程度強くなってくるとこれやってるだけで気分爽快、ストレス解消になるような気がします。デカい敵に囲まれたときに一気に蹴散らす爽快感たらね。
あとゲームシステムも考えられていて、洞窟内では経験値によってレベルアップするけど、街に戻ると全部リセットされるんですね(このことに最終的に説明がつけられているのは恐れ入った)。え、じゃあ、洞窟入るたびに1からやり直しなの?って思うかもしれませんが、経験値の獲得以外に、もうひとつ主人公を成長させる方法があって、それが敵の落とすフォースを集めてスキルをアップさせるというもの。このスキルアップは街の自室でしかできないんだけど、これによる成長は何度洞窟に入っても、死んでも、リセットされることはないので、主人公を真の意味で強くするにはこのスキルアップを繰り返すしかないのです。スキルアップはどのパラメータを成長させるかを選択することができるし、その過程で新しい魔法を覚えたり、レアアイテムを手に入れたりできるので、自分好みに成長させる楽しみもここにはあるのです。
カスタマイズという面では、さらに要素があって、魔導クリスタルという石を使用することで、ステータス強化や特殊技(これらは装備品に設けられた熟練度をMAXにすることで体得できる)を発動可能になるんですが、それぞれに必要な石の数が決まっていて、強化したい部分や使いたい技があれば、どれかをあきらめざるを得なくなり、ということはできるだけ石が欲しいよね、どこにあるんだろう、ってことで、ここにもまたコレクトが促されるのです。あとはストーリー上もキーになる天秤というアイテムがあるのですが、これに色々なアイテムを乗せることで、アイテムごとに設定されているさまざまな特殊効果を得ることができる(HP自動回復や魔導力強化など)のですが、左右のカルマ(重さ)が釣り合うほどにその効果が大きくなるという、面白い設定。大した効果ないんじゃないの?って思うかもしれませんが、けっこうデカいです。天秤皿集めも含め、これもやりこみ要素のひとつ。
また敵の落とすレア装備を集めたり、アイテムの合成によって別のアイテムを作り出すというのも、やりこみ要素だし、ホントに細かい部分まで気が利いているのです。個人的に一番大きいやりこみ要素は闘技場でしょうか。ストーリー終盤も終盤で街の闘技場が開かれるのですが、そこではラスボスを遥かに凌駕する強力な敵たちと戦うことができるのです。勝てばレアアイテムゲット、となるのですが、まあ鍛えずに挑むと強い強い。かといって鍛えすぎると普通になってしまうので、スリルを味わいたい人は、鍛える前に挑んでみるのが良いと思います。
あとこのゲームはいわゆるハードモードでプレイするのがやっぱり楽しいと思います。ザコ敵との戦いですらスリリングすぎて、初めはちょっとしんどいですけどね。スライム一体倒すのに何回殴るんだっていう。でもお金はいっぱい手に入るし、ある一点を超えると、急に楽になります。
というように、まあ全然説明できてないんですが、このように爽快感とやりこみ度が高いレベルでかみ合った作品、そりゃあ何時間もぶっ通しになるわけですよ。しかもこれフリーですからね! しかもほとんど一人で作ってるでしょう! もうビックリしきりですよ。ビックリついでに申し上げておくと、今作は外伝という名前からも分かるように、本編がある作品なのです。もともとは『ASTLIBRA ~生きた証~』という作品が、5章までという中途段階で公開されていたのですが、それが本編。今作はそこから「5章までの戦闘部分のみを濃く抽出した」という作品なのです。しかし現在本編は諸事情によって公開停止。一時期は完全に制作中止となっていたようですが、度重なる期待の声に制作者のKEIZO様がモチベーションを取り戻し、現在鋭意制作中なのです! うおお!! でも、公開予定が!! なななんと2025年!! 10年後!! でも! これは! 待つしかない! そう、たとえ10年後だろうと信じて待ちたくなる、すばらしい、物凄い作品なのですよコレは。
【ASTLIBRA mini外伝 ~幻霧の洞窟~】おまけボスプレイ動画(ネタバレ注意)
エンヤサン 『肋骨から君が覗いてる』
まだ日ぃあるよなあ、なんて思ってたらアルバム発売日じゃねえか!
術ノ穴で予約するの忘れてたわあ! サインもらえない…。
でも買います。絶対。ありがとうございます。
耳を澄ます
Dear Cloud(디어 클라우드) Ost- I remember you ( 너를 기억해) Eng Sub
これもよいですよね。ドラマは見てませんが。
Dear Cloud - 사라지지말아요 (Acoustic Live Ver.)
実はCD何枚か持ってますが分けあってちゃんと聴いてなかったので、改めて聴こうと思います。
[밴드의 시대] 6회 1라운드 - 디어클라우드 - '하늘을 달리다'
何という男前! いや女性ですけどね。かっこいいなあ。
メモ
① カッコ悪いのも突き通せばカッコよくなっちゃうわけだし、みんなカッコつけちゃえばいいんですよ。そうすればカッコ悪い奴なんて誰もいなくなるのに。みんな自信持ってください。
② 『釣りにかぎった話ではないが、(たいていの)マニアの人は生き方が限定されている。限定されている分、選択肢が少ない。まわりからどんなに「無理」だとおもわれても、ほとんどの選択肢が「無理」なのだから、好きなことなら「無理」を承知でやるしかない。』 (from 文壇高円寺)
③ 韓国のDear Cloudってすごく良いバンドだと思うんですが、少なくともネット上では今のところ日本語のまともな記事を目にしたことがない。なぜなのでしょうか。
Dear.Cloud (MV) - It's For You ( Modern Rock Band )
メモ
① 情熱の怠惰? いやまだ違うと思う。
② 幸せな人の幸せな話を聞いて、なぜだか涙ぐんでいることに気づく。人にやさしくできるということは素敵なことだし、自分にもその部分があったことに気づけて、よかった。
③ 多くの人が変わったと言っているのに、あれこれ理由を付けて、いや変わっていないと言い張るのは、意地を張っているだけだと思いますよ。むしろ変化を認めた上で、なぜ変わったのかの理由と、その正当性を説く方が。
エンヤサン、アルバム完成しましたってよ。
【エンヤサン】エンヤサン 『ドアノブ』2015 12/23 on sale型番 sube-045販売価格 1,852円+税レーベル 術ノ穴前向きでも後ろ向きでもない〝横向き〟 サイドウェイズ・ポップな2人組エンヤサンによる...
Posted by 術ノ穴 on Wednesday, November 18, 2015
このジャケットデザイン誰がやってるんだろう。確実にひとつの流れを意識してる気がする。エンヤサンがこんなイメージのジャケットで来るとは思わなかったです。
アルバム楽しみにしてます!
『リップヴァンウィンクルの花嫁』
2016年3月26日(土)から全国で公開
監督・脚本:岩井俊二
原作:岩井俊二『リップヴァンウィンクルの花嫁』(文藝春秋)
出演:
黒木華
綾野剛
Cocco
原日出子
地曵豪
毬谷友子
和田聰宏
佐生有語
夏目ナナ
金田明夫
りりィ
配給:東映
メモ
① ダサいとかナウいとか(言葉は古いけど、まあそういう意味の言葉で当てはめてくださいね)いうけどさ、その価値観というか判断基準がダサいってのよ。別に広範囲のお客さんに向けて商売してるわけでもないのに、そういった価値観を持ちだして貶めようとするのは、筋が違うし、それこそダサいのですよ。
② 『闘将!!拉麺男』って何気に最後まで読みたかったよ。
想い出に抱かれて今は
想い出に抱かれて今は
歌:MISA/作詞・作曲:This Time/編曲:幾見雅博
from the anime パーフェクト・ブルー (Perfect Blue)
メモ
① エンヤサンは絶賛ニューアルバム制作中とのことですが(楽しみにしてます)、かつてフリーで配信された『まさかサイドカーで来るなんて』を聴き返しました。ふと思ったのが、「つまる うまる おもい こよい」という曲。これって初めは失恋というか恋人たちの別れの曲、同棲解消とか、そういう類のだと思っていたんですが、アレなんか今聴いたら、どこにも彼女彼氏を思わせる言葉は出てこないことに気づいた。ただの一度も。何か違和感がある。そう、なんと、これは、捉えようによっては、長く住んだアパートやマンションとの別れの曲にもなるのです! すごい! 「まさかこんな日が来るとは思わなかったね やかましいくらいに同じ事繰り返してる バカらしい思い出すら染みついた場所に 新しい人が今ではそこにいるでしょ」って部分とか、「新しいカーテンが似合ってる ここからでも確認できるよ」とか、「今の部屋にも最近は慣れてきたし まあ悪くないよ 今の人はどう? その空間にちゃんと馴染んでいるかな ボクが住んでたとこ 今じゃ違う人のとこ 開かない コレじゃ開かないはずさ カギが違うから」とかですね、長く住んだ愛しい部屋に向かって語りかけてると、そう捉えることも出来ませんか!? ちょっと変態チックだけど(笑)。でもその方がエンヤサンぽく思えるのだから不思議なものです。すごく良い曲だし、好きな曲です。
② 別にLuna Seaのファンだったわけではないのですが、今、に限らずたびたび聴き返しても(自分にとっては)ぜんぜん錆び付かない。かっこいい。シンプルでパワフルで、だけどちょっと悲しくて。好きなものがほとんど全部つまってる。
Luna Sea - Tonight
TEXT
日本語を英語に翻訳して日本語に戻すやつ基本好きだけど、これはちょっとズルすぎるんじゃないですかね(歓喜) pic.twitter.com/w49A3NOEmT
— デストロイヤーだでくん (@RSDady) 2015, 11月 1
メモ
① 超えられない壁というヤツは確実に存在する。不相応。あがくだけ無駄というやつ。死にイベント。問題はそれにぶつかったときにどうするかということだ。超えられないのだから、目線を変えるしかない(あるいはとりあえず死んでみるか。もちろん比喩的な意味で)。でも「オレ諦め早いんだよね」という言葉を吐いて、いつか女子に怒られた僕です。ちょっとだけ、もしかしたら超えられるのかもしれないとか思っちゃったりもするんだけど、それが無駄だったらどうしよう。遠回りすればどうにかなる? その時間は自分にあるのか? 分からないね。
② たまに人に心を読まれてるんじゃないかって思ってしまうときがあります。なんでみんなオレの先回りしてくれちゃうの?っていう。態度に出てるとはとても思わない。ので、空気を読むというか、気を使ってくれてる人に恵まれているということでしょう。それは幸せなことです。
③ というように最近はフラストレーション貯蔵中なのです。お気づきでしょうかみなさん。スカッとしないというヤツです。結局自分は何者にもなれないようだと気付いたときの、この、なんというか、やるせなさ。僕は何年か周期でこうなるのです。どうやら。やっぱ勝ちたいじゃないですか。でも負けるんですよ僕は。だから愛想笑いでかわして戦わない、というか逃げるというのが往々にして僕のスタイルなのですが。クソッ気持ち悪いナ、色んな意味で。
④ 悲しい目と拮抗するのはソーダ水の泡。そのフワフワとしたパンチはボンヤリした気持ちをかろうじて現実に引き戻す。しかし悲しいかな、ジンジャーエールは手元にない(いやあらゆる炭酸はない)。つまりボンヤリしているということだ。だわさ。
メモ
① ちょっと前に「チャンスを逃さない」とか偉そうなこと書きましたが、今日は駄目だな俺はと実感しました。今日は駄目だなって日、ありますよね。そんな日だったんですよ。今日は。仕事もダメだしプライベートもダメだった日、なのです。なんで俺はあそこで突っ込まんかったのだろう(比喩です)。がら空きだったのに(比喩です)。ニヒルを気取る昔の俺が顔を出してしまった。フラストレーション。チクショー。一晩寝てリセットして絶対次は・・・と誓う今宵である。
② と、フラストレーションにはナンバーガールが良く似合う。
frustration in my blood
メモ
夢を見た。
前後の流れはあったのかなかったのか分からないが、職場のH(♀)に私が何かを言ったようで、彼女はヒステリックに声を上げて泣いているではないか。私は特にうろたえるでもなく、彼女の手を引いて「こっちにこい」とばかりに、職場内でも人目につかないところに連れて行く。その先で何を話したかは覚えていないが、教え諭すようなことを言ったのだろうか。
場面は変わって、私は暗い道にいた。電柱の灯りはあるが、非常に暗い。そこで私は学生時代の先輩、というか一回り以上年上だし、先輩という言葉では足りないくらいお世話になった人なのだが、私の卑屈な精神のせいで勝手に疎遠中の疎遠になっている(本当に申し訳ありません)、しかもこともあろうに隣の駅を利用している人で、いつぞや深夜に見かけたのだが、私は見つからないように身を隠してしまったというこれまた申し訳ない情けない話がある、そんなN先輩が私の目の前にいて、なんと私は彼に熱っぽく何事かをお願いをしているではないか、夢の中ながら、まったく状況が分からない(見ている最中はそんなことも思わなかったのだが。でも疎遠になっていたことを謝り倒している様子ではあった)。
いったい何をお願いしているのか分からないのだが、今から思い返すにどうやら大学に入れてくれとお願いしているようである。「入れてくれ」といっても「大学内に入らせてくれ」という意味である。合格させてくれという意味ではない。件のN先輩は大学勤務なので(これは本当の話だ)、どうやら私は彼にお願いして、夜の大学に入りたがっていたようだ。別に普通に門から入れるんじゃね―のと、今なら思うのだが、どうやらパスのようなものが必要になるようで、それを貸してくれとN先輩にお願いしているようであった。
どんな会話をしたのか分からないが、知らないうちに私の首にはIDカードを入れたIDホルダーが下がっていて、私はそれを握って大学の門をくぐったのだった。夜の大学といってもたとえば病院のようにヒッソリとしているということでもなく、普通に学生たちがウロウロしている。私は手近の校舎に入り、エントランス(というのだろうか)で人を探し始め、そこに並ぶイスに座っている学生たちの顔を確認し始めた。
と、私の姿を認めて顔を隠した学生がいる。アッと思って私がすかさず近くづと、アレ、これはモデル・女優の市川実日子さんではないか。なぜ彼女を探していたのかよく分からない。が、どうやら夢の途中で、先のHを探しているはずが、それがそのまま市川実日子さんにすり替わっていたようである。だがとにかく見つけたのだ。私はちょっと安心して―
そこで場面が変わったように記憶しているが果たして合っているのかどうか。私は街角のコンビニで誰かを待っているようだった。白黒の視界と、ピンク色の商品(飴だろうか?)だけが、やけに記憶に残っている。そしてコンビニを出て歩いていく背中。やけに晴れ渡った、空。
何かつながりがあるんだろうなあ。市川実日子さんが出てきたのは、ケーブルテレビで放送された『ラヴァーズ・キス』をぼんやり見ていたからだろう。
そんな夢でした。
メモ
① 結局のところ元気でなければ音楽を楽しめないようだ私。死ぬかもしれんとか悩みながら「Halseyかっこいい!」とかウヒョヒョな気分にはなれん。別に死にそうな目に合っているわけではないですよ。ええ。
② 昨日ですか、J-WAVEで蔦谷好位置(つたや・こういち)さんのラジオにKREVAさんが出てて面白かったわ。arcaの名前なんかも出てきたな。YouTube Liveで新鮮だったです。終盤の「すげえ女」と「エロいビデオ作る」がツボでした。
③ 昔はニヒルでしたが、今はニヒルな人を笑わせたい人です、自分。明るくなったね、方向的には。変われば変わるもんだ。
The Taking of Deborah Logan
Posted by Craig Matic Archambault on Sunday, October 18, 2015
ヤバいもん見ちまった感がすごいな。
と、いきなりこんな画像張ってスイマセン。
でも好きだなあ。フィクションですからね。
メモ
① いわゆる犯罪について再現映像を流すメリットがいまだに分からない。
② 職場の女の子が好きな俳優の名前上げて、その俳優に何となく似たヤツが同僚にいたりすると、ちょっと面白くないですよね。ね。ね。
②' それではお聴きください。the pillowsで「彼女は今日、」― と、ここで動画をはらないのが粋なのですよ!! 探して観てくれた奴は共感してくれた人だ! サンキュー!
③ 公共の電波を使って私的なメッセージを放つゲスな奴らがいるな。その涙、利用されてます。
④ 結局つながるつながらないの選択の余地があるということは、やっぱりそういうことだと思いますよ。つながりたくない人とはつながりたくないんだよ。世界中と繋がれるってんなら世界中と繋いでみせろよ。俺を。という僻み。ハハハ。
メモ
① いろいろ間違ったなあと思う。いろいろと。これまでを変えることはできないのでこれからを変えるしかないのだけれど。でもこれまでを踏まえるしかないので、やはり限度があることは予想ができる。悔しい。
② 最近会話の視点まで何だかマクロでつまらないオレ。広がらないなあ。こんなことが気になるなんて、第二の思春期のような有様。
③ 「たしかに孤独には固着を生む要素があると思う。強迫観念とまではいかなくても、執着や固着をもたらす側面がある」というのは花村萬月さんの『空は青いか』にある文章。あとに「これはあながち悪いことというわけでもなく」と続くのだが、うーむなるほど、と一人納得する。
④ ↑ ここまで切迫してないけど、人生を動かしたい最近です。そろそろ。ただ待ってても動くわけないから、自分で動かすしかないわけですが。動かし方を間違えたくないから及び腰。
⑤ うーん、悩んでるなあ。いやこんなの悩みにならないか。よく分からん。平和っちゃ平和ではある。
メモ
① 「コンボイ」の語感にやられる。
② 最近散財が続く。音楽は別に良いのだが、100円ショップなどでもついつい、いらぬものを買ってしまう。危うく寿司柄のマウスパッドを購入しそうになるがギリギリで踏みとどまった。あと金魚のヘンなヌイグルミも思いとどまった。
③ 古本屋でも4冊くらい買ってしまった。いずれもエッセイ集であるが、きちんと読了するかは心もとない。買って読んでない本が沢山あるなあ。
④ そのリズム、もう食傷。僕は飽きやすいようです。
⑤ 時間が欲しいなあ。ゆっくりする時間と集中する時間。どっちも欲しい。ワガママ。甘えてる。でも本音。
⑥ 何で話そうと思っていたことを後で思い出すのか、自分でも分からない。結局向こうから話を振られる始末。情けない(と自分では思うのだ)。メモでもつけるか?
⑦ 嫉妬に醜さしか感じない僕に、誰か美しい嫉妬を描いて見せてくれないだろうか。ビューティフル・ジェラシー。
⑧ ファブリーズのつまみ、いつも「ON」で出るのか「OFF」で出るのか、忘れます。そして間違えます。
やさしさはスポンジのように
やさしいスポンジ
君だけを愛するなんて嘘
君だけを抱きたいなんてのは大嘘
ひとりぼっちじゃなくなるなんて嘘
ひとりぼっちはなくなるなんてのは
大嘘
心は2粒さ
涙は1粒に
気持ちは気持ちを包むだけ
なんて嘘
1番のAメロの歌詞は大嘘
1番のBメロの歌詞も嘘
1番のサビの部分の歌詞は大嘘
ひとりで産まれて
ひとりで死ぬのさ
スポンジで涙を吸い取って
心は内鍵さ
涙がマスターキー
開かずの扉を開け放て
透かしている人
透かして歌ってる
スカスカの嘘を
聴き逃して
優しいだけでは優しくなれなくて
優しいスポンジがあなたを包むだけ
なんて嘘
泉まくら - 愛ならば知っている
恋する気持ち、それと少しの(あるいは失くした)愛。世の中への失望。
とても聴き流せるような、つまりBGMにできるような作品ではなくて、僕はヘッドフォンをつけて歌詞カードを読みながら、あるいは虚空を睨みつつ歌詞に耳を凝らしながら、聴くことしかできません。非常に聴くことに集中力を要する作品で、つまり濃ゆい。特濃といってもよいくらいじゃないかと思うのです。これを聴き流すことは聴かないことと同じであるような気がしてしまうのです。
発売時にネット上で公開されたトラックを聴く限りで、僕は今作の重さには気づいていたようで、だからこそ敬遠していた(購入していなかった)のです。わざわざ「重い」と感じたくなる道理はないでしょう? 進んで胃もたれしたいなんて人、そうそういないでしょう? そういう心持だったんです。耐えられそうになかったから。
じゃあなんで今購入して聴いて、こうやって何やら認(したた)めているのかという話ですが、それは詳細は秘密。僕が今作と釣り合うくらいに「重い」何かを携えているということかもしれません。僕の中で行き場をなくしているように思える、その重さを、今作のそれとぶつけて、バランスを取ろうとしているのかもしれません。心のバランスを。
鋭いリリック―それはときに鋭すぎて論理を見いだせない時もあるのだけれど、そこにあるメッセージを直感的に心が理解してしまった時の破壊力たるや凄まじい―、即効的なポップからは絶妙に距離を置いたメロディックなフレーズたち(これは敢えてなのか?)、切羽詰まったような、それでいて囁くような、ナイーブな歌唱。
怒ってる時に悠長に歌なんか歌ってられるかよ、そんな理由でラップというものが始まった、のかどうかは僕は知らないけれど、泉まくらのスタイルには必然を感じるのです。「baby」の中に「サビくらい余裕見せて歌いたいのに」というラインがあるけれど、そう、余裕のなさを感じるのです。心がずっとずっと先を走っているから、落ち着いて歌なんか歌ってられない、その感じ。言葉を紡ぐだけで精いっぱいの様子。それが今作に重さを生んでいるひとつの要因であると思います。
すべてのトラックに何がしかの感情が宿っていて、いちいちがビンタのように響くのです。手に入らないもの、失くしたもの、失くしそうな何か。「pinky」なんて3分くらいしかないのに、この凝縮された感情は何なんだろう。言葉だけ抜き出してもぜんぜん足りないのだけれど―「本当に欲しいものはゾゾには無いんだ/Dホリックにない/タワレコオンラインにも無いんだ/ピージェイのカタログはもう要らないんだ」、人間関係で思いつめたときに感じるこのネットの無力さ、もどかしさっていうんですかね、すごく分かります。ただ会いたいだけ、それだけ、それに勝るものなどないっていう、その気持ち。「世界なんてどうでもよくて」という気持ち。この短歌を思い出しました―「ネットでは 調べられないことがある たとえば君の 好きな人とか」。
僕は「pinky」と「YOU」が好きなんだけど(やっぱりポップだからかな!)、「YOU」のリリックもすごくスキ。「オーベイビー この世で一番の贅沢は/すべての人が欲しがるものに見向きもしないこと/見つめ合う今の二人そのものと/どうか気づいて」―こんな考え方、どうやったらできるんだろうか。ここにもやっぱり、世界なんてどうでもいい、二人だけで、ってそんな思いが滲んでますよね(佐良直美の『世界は二人のために』と似た世界観かと思いましたが、考えてたらよく分からなくなってきました。誰か考えてください)。「意地になって大事にしてきたもの/そんなの全部どうでもよくなる危なっかしい一瞬/間違えてときめきと呼んだまま生きたい/君が傍で見せる表情に/いつも目が眩みそうなんだ」。「間違えて」という言葉に後ろめたさがあるから、そこ―そのときめきにある引力が、いかに抗いがたいものかが伝わってくる。歌詞カード読みながら聴いてると、いつもわけのわからないままに、目が潤んでくるのです。きっとそこにある切実さが胸を打つのでしょう。
失くしてしまった何かを唄っているように思える「幻」は、どこか、自分自身に重なります(こんな話はよくあることです)。僕の場合、そのシーンは落ち葉ではなくて桜なんですけれどね。「愛想笑いで過ごしてるわけじゃなくて/あなたを忘れるのはひどいことに思えて/だって頭に浮かぶあなたが笑顔じゃないから/勘違いだってもう確かめようがないから」―僕が、自分はあのときなんであんなことを言ったんだろう、なんでだろうと思って悩んでしまったときは、きっとあの人はもう僕のことなど忘れて、僕とは関係のないところで泣いたり笑ったりしているのだろうって、そう思って、やり過ごすことにしているのです。地面に散った桜の花びらにしゃがみ込むあの人を見ていたとき、僕は確かに幸せだった、のかもしれない。「あれがまぼろしだとしても」。だったら、それで悩むことはもうないのかもしれない。なんて、悲しいけれど、ちょっと前向きになってしまったり(まあ、勝手な気持ちの切り替わり)。と、話逸れてる。
恋、愛についてのトラックたちの中で異彩を放つのが「Lullaby」(pro.by 食品まつり。ジューク/フットワーク、あるいはトラップっぽいバックトラック。かっこいい)や「Circus」でしょうか。深く掘り下げませんが、テーマは決して明るくないと思います。その点も踏まえて、僕の中では今作けっこうギリギリのラインにいるように思うのですが、どうなんでしょう。伝えたいことと音楽のバランスがもうギッチギチにがっぷり四つに組んでると言いますか。表現者として自分の重さにつぶされないだろうかとか、心配になってしまいました(極端にいえばただのポエムになっちゃうとかね、極端にいえばですよ)。そのぐらいにギリギリのところでバランスを取ってる気がします。ラストの「明日を待っている」でそのギリギリ感は軽減されているように思いますが―変わらない日々の中で不安や迷いを抱えつつも、それでも、いやそれだったら、「そうやって生きていくならばいっそ/深呼吸のスピードでいい/明日を待っているよ」。それでも全体に立ち込めるギリギリ感は、いぜん、色濃いです。
「愛」をテーマにしているという言葉にウソ偽りはなく、切実さゆえの危うさはリアルで、恋してる人が聴いたらたぶん一発でノックアウトされそうな、傑作だと思います。恋や愛による幸せではなくて、そこにある痛み。それが充満しています。購入を見送っていた時から評価が180度ひっくり返ってますが、自分でも驚いています。何なら今までの中で一番好きかもしれません。トラックつまみ聴きじゃなくてトータルで聴かなければいけなかったのかもしれません。あと自分が言葉を好きだということも思い出させてくれました。やはり泉まくらの言葉には力があるのです。それは魔法というべきかもしれません。
11月4日には『P.S.』のリリースがアナウンスされています。迷わず予約した僕です。どんな調子で来るのか、期待と不安でいっぱいです。心して待ちます。
MEISHI SMILE - ...BELONG
MEISHI SMILE(メイシスマイル)の二枚目のアルバムにして初の日本盤『...ビロング』を聴いています。
おそらく彼の作品について触れる時には、そこにおいて表されているものに言及するのが大事、というか、僕はそうしたいし、せっかく彼は自分の作品についてのテキストをFacebookやTumblrに書いてくれているのに、僕の英語力のなさでいかんせんそれが読解できないので、どうしても作品の内面について作り手側の思いを踏まえた上で何かしら書いてみる、ということができないでいるのです。これがもどかしい。
ということで、聴いてみて表面的な部分から感じたことを書いていくしかないのです。
さて、現在二周目を聴きながらですが―
否定的な意味ではなくてちょっとダークなサウンドになった印象です。あとはサウンドのバリエーション(音色にしろスタイルにしろ)が増えていることもあるんでしょう、若干まとまりに欠ける印象もあります。前作『LUST』では別々のトラックに同じフレーズを忍ばせることで、見事に一本筋を通していたのですが(それによってハートブレイクのサイクルを表現するという意図もあったのでしょう)、今作ではそういったサウンド面での筋といったものは聴き取れませんでした。
だからここにこれからの彼のサウンドがあるのかっていうと、ちょっとどうなんだろうって思います。作品の中でも方向性のようなものが嗅ぎ取れませんでした。音による表現の多様性が獲得されて、それによって陰(ダーク)から陽(ライト)までの幅は広がっていると思うのですが、その中で「ああこれがメイシスマイルなんだな」ってのは見えません。
たぶん僕の中で『LUST』が大きすぎるってのもあるんでしょう、最もメイシスマイルらしさを感じたのが「Us」なのです。これは初出はOrchid Tapesからの『ANGELTOWN』(COMPILATION CASSETTE)かと記憶してますし、『...ビロング』収録に際して改めて手が加えられ、かなりアンビエントなタッチになっているのですが、このシンプルなサウンドの中に込められたセンチメンタルとサッドネス、それらを包むノスタルジア、僕の中ではこれがメイシスマイル節なのです。だったのです。
また、歌が前面に出てきたこともあるんでしょう(ボーカルに対するエフェクトが弱くなってきたこともあるし、単純にトラックの真ん中に位置していることもある)、明るいにしろ暗いにしろ、感情性が深くなったように感じます。直接的になったと言いますか。先行で公開された「Pastel」なんてちょっとビックリしましたもん。スローでコズミックな冷たいサウンドスケープ、電子のざらつきを残しながらも、明らかに愁いを持ったボーカル。そこにある一抹の暗さは、少なくとも僕は、これまでの彼のサウンドには感じたことがなかった。
日本盤ではボーナストラックを抜かせばラストに位置する「ビロング」もやはり直接性を感じさせます。シューゲイズ、ノイズ、ハードコアを詰め込んだ荒々しいトラックで、Yuko Imada名義で披露していたノイズな側面と、メイシスマイルにおけるポップネスが、絶妙なバランスでためらいなく融合しています。またライブにおける彼のアグレッシブなプレイを見ると、これこそが真骨頂と見る向きもあるかもしれません。メイシスマイル名義の音源ではここまで直接的にハードコアなサウンドを披露したことはないように思いますので(あったらスイマセン)、やはりこれも表現の変化と捉えることも出来るかと思います。あとは随所で聴けるブレイクビートも、『LUST』の頃にはなかったものです。やはりサウンドはより深く、複雑化しています。
じゃあ全部変わってしまったのかっていうと、そんなことはなくて、僕がメイシスマイルの作品において重要な要素だと思っている二面性というヤツが、ここでも大事に扱われています―
Lyrically, the album explores subjects of guilt ("Star"), romantic disconnection experienced through the digital divide ("Today, Again"), impressionable youth and suicide ("Blank Ocean"), gender identity and depression ("Dysphoria"), the coping of death ("Pastel"), abortion ("Fetus") and societal violence ("Belong").
―と、歌詞は決して明るいテーマではありませんが(「Pastel」は祖父の死についての歌であることが明言されています)、それでもサウンド面では明と暗をふり幅大きく行き来しているのです。『LUST』にあった疾走感・高揚感と喪失感の同居といった二面性とは違いますが、明と暗を「ポップ」でまとめあげています。その感覚は進化・深化といってもよいでしょう。
僕はどうしても彼をネットレーベルとかインターネットの側として言及したくなってしまうのですが、もはやそういう存在ではないのかもしれませんね。世間一般ではネットレーベルの知名度なんておそろしく低いでしょうし、それがこのご時世にお茶の間レベルに浸透するなんてこともあり得ないでしょうから、インターネット発とは言えど、彼をそこに縛り付けるような見方をするのはお門違いなんだろうなと、この日本デビュー盤を眺めながら、思いました。それは何だかちょっと僕から離れていくようで、さびしい感覚も伴いつつ。
まだ水面にようやく顔が出たという感じなのかもしれませんが、さらなく飛躍を願っております。また日本にも来てください。今回はCDというフィジカルな形で日本でも手に入りやすくなってますので、ちょっと興味のある方は購入してはいかがでしょうか! Amazonからも買えますよ。
たぶんまだまだスゴイの作ってくると思うんで、期待してます。
◇ ◆ ◇ ◆
ちなみに『LUST』以降彼がリリースしたトラックはほぼ収められていますが、『Boring Ecstasy: The Bedroom Pop of Orchid Tapes』収録の「Sincerity」は入っていないようです。歌のないアンビエントなトラックなので、「Innocence」の代わりに「Sincerity」でも良かったのではないかなどと思いますが、どうなんでしょうか。『LUST』以前だと「Seoul」もZOOM LENSのコンピレーション、『Untitled』でしか聴けないです(そういえば一際ポップな「Pond」も『Zoom Lens』にしか入っていない)。昔はちょいちょい小ネタといいますか、「Honey」の8bit mixだとか、他のトラックでもヴァージョン違いとか、Tumblrに上げたりしてたんですが(僕もめざとくチェックしてました)、最近はないようです。
◇ ◆ ◇ ◆
Meishi Smile- Pastel
Marilyn Manson - The Dope Show
16年前ってマジかいな。
今こういう人いるんですかね。やってもちょっとチガウ感じになってしまうか…。
いや、でも偉大な人だと思います。
メモ
① 飛び込んでみたい穴が見えている。しかし僕はその穴にどうしても近づけないのだ。なぜなら僕の仕事はその穴を見守ることではないから。遠く離れた土地を耕しながら、僕はその穴の中身に思いを馳せている。だけの、何も変わらない毎日。を、動かしたい。素直に「チクショー」な気分だよ。
② 悔しさをバネにっていうけれど、「ビョヨヨ~ン」ってどこに向かえばよいのか分からない。
③ つまり、迷走している。間違いない。俺の心の平穏は乱れている! 果たしていつまで続くのか!
メモ
① 報われないハートを嘆く前に、まずは己の行動を省みるべきだな。
② 何かこう、スポッとはまって、100%スッキリ!みたいなことって人生において起こり得るんだろうか。何を書いているか感覚的過ぎて分からないですが。
③ 「どっかの誰かが自分を待ってる そんな気がして街さすらう夜」ってやつなんですよ! いやさまよってねーけど! そんな気がしてしまうんだ!
NUMBER GIRL - 【TEENAGE CASUALTIES】
メモ
① 最近マジでSkylar Spenceの『Prom King』ばかりストリームしてるのです。こういうのかAmbient/Droneか、Industrial Pop/EBMが自分的にキてる。
② 「死にたくない」より「生きたい」だなと漠然と思う。
③ 何年も同じ場所に住んでるのに行ったことない場所や店は非常に多い。たまに無性に散策したくなるが。したところでどうなのだろうというニヒルな自分が顔を出してしまう。
④ 相変わらず体調が100%ではないのが悔しい。
⑤ リアルネームでうかつに始めたFacebookを放置して1年位たちます。更新してくれと言われることもあります。しかしもともとそういう性質(たち)じゃなかったんよねえ自分…。通知とか溜まって偉いことになってるんだろうなあ。あああ。どうしたもんか。今月中にはなんとかしたい。公開範囲とかあえて全開放にしてるから僕のリアルネームで検索したらすぐ見つかっちゃうのよね。てここ読んでる人はそんなの知らないだろけどね。
⑥ 今日は敬老の日のプレゼントじみたモノを買いました。あと自分へのプレゼントも買いました。ちょっと使い過ぎた気もするけどまあいいよ。
⑦ 俺は…何の主張も持ち合わせていないようだ…。
たまには君を
キセル「ハナレバナレ」
作詞・作曲:辻村豪文
キミが目を覚ます朝 僕は一人眠る頃
閉じたまぶたの裏側 赤と黄色のその中に浮かんで消える
夏の太陽に照らされ君は一人汗かいて
海の見える窓から僕の街は見えますか?
僕らはきっと変わらずにずっと それぞれ暮らしてくので
たまには君を忘れてしまうよ その内きっと本当にね 明日は雨が降るのかな
あかね色が広がって影が長く伸びたなら
風が少し強くなった 明日の雨も気がかりで
僕らはずっとはなればなれ 色の違う空の下
雨の朝は君を想うよ どこまで続くのかな 窓には青い空...
僕らはきっと変わらずにずっと
たまには君を 忘れてしまうよ 本当にね...
Meishi Smile - Pastel
確実な深化。LLLLの世界観にも通じる冷たくてPOPな音像はこれまでとは明らかに違う。
サッドなフィーリングをヴェールのように覆う、懐かしい感情。ノスタルジア。
晴れた空をいく雲の流れと、ヒロインが重なり合うところで、『KISS』のPVを思い出した。
目の前にいるのに「手が届かない」という悲しさ。
それはデジタルの悲しみとはまた違ってきている気がする。
Skylar Spence - Prom King
digital / CD / LP out Sept 18th on Carpark Records.
itunes: smarturl.it/promking_itunes
amazon: smarturl.it/promking_amazon
carpark: bit.ly/1MIqYCN
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やっぱりカッコいいべよ。
Meishi Smileの2nd、日本盤出るってよ
≫ http://bignothing.net/meishismile.html
2015.10.7 ON SALE
国籍/ジャンル/ありとあらゆるデバイド(=区分け)を乗り越える新時代のポップ・ミュージック。tofubeats、Seiho、AvecAvecを筆頭に日本の若手トラックメイカーからの信頼も厚いLAの若き才能による、通算2作目/待望の日本デビュー・アルバム!!
MEISHI SMILE
“...BELONG”
メイシ・スマイル『…ビロング』
■品番:OTCD-4881■定価:¥2,100+税■その他:解説付
★日本盤ボーナス・トラック3曲収録
【収録曲目】
1. Here / ヒア
2. Star / スター
3. Today, Again / トゥディ、アゲイン
4. Innocence / イノセンス
5. Blank Ocean / ブランク・オーシャン
6. Dysphoria / ディスフォリア
7. Us / アス
8. Pastel / パステル
9. Fetus / フィータス
10. Belong / ビロング
11. Breathe / ブリーズ*
12. Blank Ocean (Original Ver.) / ブランク・オーシャン(オリジナル・ヴァージョン)*
13. Pastel (LLLL Remix) / パステル(LLLL・リミックス)*
*日本盤ボーナス・トラック
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予約したわ。
YOUR WORLD IS MINE.
『クソすばらしいこの世界』予告編 : 暴力的な描写があります。ご注意ください。
白と黒をいったりきたりするような、不安定な気持ちには、スラッシャーなホラーが良く似合う。
世界はクソすばらしい、のか。
なぜかブルーな、夜。
メモ
① Firefoxだと8tracksがえらい使いにくいなあ。主に再生に関してね。何か反応しなかったりで使いづらいぞぇ! あとSoundCloudから音源引っ張ってるのは近々に全部消えるみたいですね。まあ差し替える気もなく、放っとくけど。
② 最近はチャンスを逃さず掴みたいと思っています。みなさんはチャンスが来た瞬間て何となく分かりますか。僕は一瞬、ほんの一瞬ですが逡巡してしまうのです。「これホントにチャンスか? ちょっと待てよ」って考えてしまうのです。その一瞬の隙に、チャンスは僕から逃れていくのです。今まではチャンスに自覚的でなかったのです。気づかぬうちに空から星が降ってきて頭にヒットしたみたいなラッキーに恵まれていたのでしょう僕はきっと。自分からチャンスを掴みに行った記憶は僕にはありません。だがしかし!これからは!アンテナの感度を上げることと逡巡しないことをここに誓う。年は食っていく一方だし、あらゆるチャンスは減っていく一方なのです。コケても今なら笑えるんだ俺。
③ というかメモのハズなのに語りかけているなあオイ…。
The Pillows 916 Special Live - #2 Another Morning/ One Life
メモ
① 別にやりたいことなどないのに何故早く寝ないのだろう。不思議で仕様がない。別に最近は明日が来るのが嫌だなんてそんなこともないんだけど。いや、本当はちょっとは嫌だったりもするけど。でもそんなに嫌じゃないのに。
② 顔を合わせる前は会話の内容をあーだーこーだ考えてたのに、いざ合わせたら全然思い通りに話が進まないなんて、よくあることですよね。別に対応できないわけではないんですが、オレのしたかった話できなかったなーちくしょーってことです。まあ思い通りにいく人生なんてないんでしょうが(大げさ)。頑張ります(何を)。
③ 前から薄々思ってましたが、自分は割と憑依型の人間みたいです。普段結構空っぽなんだけど(口数も少ないよ)。古い例えをすれば、任侠映画見たら肩で風切って歩きたくなるみたいなところは割とみなさんあると思うんですが、僕はやったことないけどねってなんか話しが違うんだよなあ、そういうことじゃなくて、うまく言えないなあ。まあいいんですけど。
④ オレ卑屈な方が性に合ってるのかなあ、なんてどうしようもないことをふと思ったりもしました。
⑤ 神通力(これは比喩です)が使えなくなったら、もう普通の人として生きていくしかないからさ。それはそれでいいんだけど。もったいないじゃないですか。だからやっぱり「自分には神通力があるから」なんて胡坐をかかずに、そういう意味では努力ってやつが必要なんですよきっと。磨いとけってことだよ。
MISS WORLD
世界は素晴らしいって心の底から思ったことなんて一度もないけど、でも君には汚れてほしくないって思ってるって、たとえばそんな気持ち誰か歌にしてくれないだろうか。「そうなったらあたし死んだ方がいい」っていう人に「そんなこと言うなよ」って反論したオレの気持ちも、きっとその奥にあるものも、誰か歌にしてくれ。
MISS WORLD [PV]
いまだにこのメンタリティが自分の中にあることに驚く。
よいことなのか、悪いことなのかは、分からない。
終。
メモ
① マルチネブックス買ったけど思った以上に濃くて全然読みが進みません。どうすっかな。なぜか腹立つ(笑)。でも永久保存版なのは間違いない。
② 精神的にも肉体的にもあまり元気がなくて音楽も耳をスルーしてるような日々が続きますが、ちょっとずつ戻ってきてるみたいだよ! たぶん! メインブログを割と放っているけど、意欲はありますからね! あるんだからね!
③ 結局優越感の背比べだな。そうなんだな。そう思います。
④ Sea Of turtles EP out : 04/09/15 Teaser -> www.youtube.com/watch?v=COWKIhgwcUo&feature=share / BørneのEPが近いようです。いやコレ超期待しちゃうよ。待ってる。
Sea of Turtles EP (teaser)
メモ
① 今日は暇だから更新大爆発。書きたいときに書く。それが当然だろう?
② 帰属について考えたがよく分からない。属したい属したくない。いや属したい。隠すからいつも迷子。
③ 野暮なこと言うけど、○○女子って言葉はすごく嫌いというか間抜けだと思うんだけど(だってそりゃみんな何かしら好きなものがあるだろうから、「○○女子」って言葉は「○○が好きな人」とほとんど同義じゃないのか。女子が好きにならなさそうなものを好きになってるってことでわざわざ「女子」ってつけて強調して盛り上げたいんだろうけれど、ちょっと待てそもそもの前提が間違っていたという可能性もあるんじゃないのか、歴史好きな女子だって相撲好きな女子だってプロレス好きな女子だってもともといたんじゃないのとか考えちゃうのですよ。いやでも確かに増えてるのかもしんないけどね)、ネットレーベル女子とかVaporWave女子とか出てきたらそれはそれでちょっと好き。
④ 思ったけどこのメモってTwitterでいいんじゃねーか。と思ったがログが辿りにくそうでやっぱダメだ。
⑤ 新しいコンピュータのOS 98の“2”って改めて考えたらMidicoreだった。
⑥ グッバイ・サマーな感じですが、そうなんですか。どうなんですか。
Aloe Island Posse - Cruise With You (feat. ID Cℎίℯƒ)
-この記憶くすぐり感&過去へのすっとばし感、ハンパねえな。
REC3
文句なしの美人、Leticia Dolera(レティシア・ドレラ)が花嫁姿でチェインソウ持ってゾンビに立ち向かうという、超絶なカッコ良さが光る。
『REC』ってこんなだったっけ?という脱臼具合が賛否を呼ぶと思いますが、でもこれでシリアスにやられたら重量感ありすぎますよね。
バトルシーンで音楽が切り替わったり、ホラーにお約束の「何やってんだよ。そうじゃねーだろ!」的な展開があったり、エンターテイメントなところがあるから、何か救われてます。
結局誰も悪くないのにね、あんな終わり方はやっぱり悲しい気持ちになります。『REC』の設定を借りたスプラッター・ラブストーリーだった。
『4』で完結したらしいので、機会に恵まれたら是非観たいですね。
*** *** ***
レティシア・ドレラの目の見開き具合はホラー映画にピッタリだ。キューブリック版『シャイニング』におけるシェリー・デュヴァルを何とはなしに思い出した次第。
やっぱり似てるわな。
メモ
① 感性を蓄えたら、あとは行動に移すべきだと思います。
② VaporWaveと『あなたの知らない世界』はなんとなくイメージが似ている。か?
③ よもや思い出だけで生きて行こうとしているわけではあるまいな、俺。
④ 今日がダメでもいいトゥモロー きっと明日はいいトゥモロー いいとも いいとも いいトゥモロー
⑤ Amazonで買い物をしましたがぱいなっぷるくらぶのアルバムを注文し忘れました。
⑥ 感性の塊みたいなやつに触れると、打ちのめされて、何もしたくなくなる。そしてしばらくすると、ムクムクとやる気が出てくる。
⑦ 目薬をさすという行為にあるサイバー感とエロス。
友達にもいえない
誰にも言えないことってあるんだよなあ、って改めて思う今夜。
「それ」をごまかすために、僕は蚊取り線香の煙に巻かれてみたり、音楽を聴いてみたり、文章を書いてみたり、答えの出ない問いに挑んだりする。
お酒を飲んで、むやみにテンション高くみんなと楽しんでみたりもする。ホントのホントは、そっちじゃないんだけどね。
ウソも突き通せば真実になるのかもしれないけれど、それはやっぱり苦しいから、どこかどうかで歪みが生じる。
いま、その辺りなのかもしれないなあ。
メモ
① すっかり私事を書きとめる場所になってしまって困っている次第。でもまあそうしたいんだから仕方がないです。欲求というヤツです。
② 電車の中で思いついたことを駅に着くときにはすっかり忘れていることが非常に多いです。今度から書き留めます。
③ 今日だけでsyrup16gの「パレード」を30回くらい聴いたと思います。なんかそういうとき、ありますよね。ハマるとそればっかり食べちゃう、みたいなパターン。どうやらそれだったみたいです。
④ 人の幸せが自分にとっての不幸だなんて思いたくないですね。人間の心の機構ってのは難しいです。ねじふせてやりたい。とか思いつつも、僕は平和なんです。
中谷美紀 - 雨だれ
ぼんやりしたい。いや、してるのか。最近。夏に疲れたのかもしれません。
僕が好きなもの
みんなニコニコハッピーエンドがやっぱり一番だと思うんだけど、そんなこと世界レベルでは到底ありえないってことも分かっているんだけど、だから僕の周りの小さな世界だけでもそうならないかなあって、酔っぱらった今、思っている次第です。僕自身がそうなのかもしれないけれど、いやおそらくそうなのだけれど、孤独のオーラを身にまとっている人を見たり、たとえば職場で陰口を言われてしまう人を見ると、僕はとりあえず気持ちの上では放っておけなくなってしまうのです。別に何をするでもないのだけれど。気持ちの上では味方でいようって思うわけです。
だから、そう、やさしくなりたい、やさしくありたいって、思うわけです。きっとそうします。
酔っぱらうとやはり気持ち悪いですが、これが僕の中の一面であることも間違いないのです。
僕はあなたの味方だから、あなたも僕の味方でいてほしいなあって、思います。
うまくいくかな
精神の健康がすぐれない時は散財するに限る! なかなかよい散財ができた!と思う!
まったく音楽には関係ないが! もっと使ってもよかったかもしれないな…。などと思うのは危険の合図だ。
腹八分がよろしい。
街を歩いて飯を食って買い物をしたら「俺はゲス」な気分からもいくらかは回復した。カムバック・俺。
よかったよかった。
明日からもそこそこ元気に生きていければと思います。
ありがとうございました。
syrup16g - 汚れたいだけ
追伸:益田ミリさんの『マリコ、うまくいくよ』にちょっとしびれた。いや正確にいえば染みた。いいなあ。
逃げも隠れもするが
俺はゲスだなあと、別に普段感じていないわけではないんですが、客観的にそれを感じる瞬間というのはあまりなくて、感じてしまったときというのは、それはもうひどい罪悪感というか自己嫌悪に苛まれますね。まあつまり今その瞬間なわけですが。
いや俺はゲスだ。消えてしまいたいと思いつつも消えてしまえないから寝ることにします。
ああ~。ああ~。
何もする気しないわ…。
ごめんなさい。
メモ
① 暑いときって甘いものが野暮ったく感じられませんか。いや感じられるのです。気力5%ダウンです。
② 蚊取り線香の匂いを嗅ぐと集中力がアップする気がします。ベープではだめです。ただの夏休み感覚かもしれません。
③ 最近言葉が出てこない。有名人・著名人の名前とかバンバン忘れてるし。必要ないってことなんですかね。そういうことじゃないか。いやだなあ。
④ 寝ようと思うと寝れない病です。寝たくないときに眠くなる病です。
⑤ 私の心は低コスト。簡単に上がるし簡単に下がるのだ。やっすい。
⑥ 死んだ僕の彼女の「yurikago kara hakaba made」がクソかっこいいんだ。フルボリュームで聴くとたまらん。電車でウトウトしてたらこの曲が流れてきて目が開いたもんね。ディーパーズみたい。ライブ見たかった。「彼女が暑くて腐ったら」~「yurikago~」を経てのラスト「吐く息」の流れがスゴク好きです。満を持した渾身の1stフルアルバム『hades(the nine stages of change at the deceased remains)』の話。
⑥ これで終わるのもつまらないので、何かひとつ―
So... There's a Wrestling Doll in Japan: Yoshihiko!
So... There's a Wrestling Doll in Japan: Yoshihiko!So... There's a Wrestling Doll in Japan: Yoshihiko!
Posted by Latinos Post on 2015年7月27日
こいつはすげえ…。エンターテイメント。
魅せるなあ。
白いカイトが揺れている
ここ数日、ワタクシの中でマイリトルラバーが再評価の波。
MY LITTLE LOVER - Man & Woman (mv)
◆◇◆
My Little Lover - 白いカイト [PV]
◆◇◆
MY LITTLE LOVER Hello, Again~昔からある場所~
ゆるめるモ!(You'll Melt More!)『夢なんて』(Official Music Video)
ゆるめるモ!(You'll Melt More!)『夢なんて』(Official Music Video)
楽曲提供は我らがミドリカワ書房!! やるなあ。ミドシンさすがだなあ。すごくいい曲だと思います。
歌謡曲的なバッチリしたストレートなメロディがハマっている。
歌詞もミドシン節なんだけど、これは見事に若い世代の共感を呼ぶのではあるまいか。
夢なんてひとつもなくて今がすべてで。
しいて言えばお金持ちと結婚して、ゴロゴロして何もしない(ミドシンの「だまって俺がついて行く」に通じる:笑)。
家政婦さんに全部やってもらうんだっていう。
「夢、夢、夢、夢、うるせえなぁ、もう」ってラインもすごくスキ。
夢なんていえるほど熱くて大きなエネルギーを燃やす対象はないけれど、
なんか毎日平和でホッとできればそれが幸せだっていう。
それをオッサンが唄ったらまた別なんでしょうが、こんな若い女の子たちが唄うモンだから、
可愛らしさと、ちょっとした現実味と、でもそれも冗談気味にかわしちゃって、それもゆるされちゃう、
そう、僕の愛する「まあいっか」の空気があって、とても安心させてくれるのですね。
たまらん。
ミドシンの『東京百景』はなんかピンとこなかった僕ですが(スイマセン)、この曲はすごくスキだなあ。
こういうの自分のアルバムにもバンバン入れればよいのに。
CRASH THEM ALL!!!!
たぶんオレはしばらくこんな精神状態かもしれないよ。
表には出さないけど水面下でこんな感じさきっと。
1だと思ってたものが実は1+1で、かと思ったら、1+1+1で、
いや実はさらに+1だった、みたいな終わりのない加算。
いや乗算すらあるのかもしれない。
まあこんなこと書いてる時点でけっこう落ち着いてるのかもな。
FISH&CHIPS - ハーシー
懐かしくて涙出る…。
まるで当たり前のように、
作られたものだなんて微塵も思わせずに、
そのままストンと生まれてきたんじゃないかって
そう思わせるくらいに、違和感なくある存在の仕方って、
すごく素敵な在り方だと思うし、POPだなあって思います。
1998年の曲ですよ。
幸せ、とはまたちょっと違うんだけど、
すごく音楽の力を感じて、やる気・元気・勇気が湧いてきます。
■ fish & chips official web ■
メモ
例のごとく、毎度のごとく、お酒が入ると、やはり僕はグルグルしたことを書きたくなるようです。
誘ってくれる人がいて囲ってくれる人たちがいて僕の言葉で笑ってくれる人たちがいて、
それはすごく幸福なことだし恵まれていると思うのですが、何かどっかに足りないものを感じているのは、
きっと別に求めているものがあるのでしょうし、そしてそれは僕はきっとわかっているはずなのです。
「そこにあるすべて
それがもうすべて
求めればまた失うだけ」
(syrup16g - タクシードライバー・ブラインドネス)
そうだって、分かってるのにねえ、やまない。
もはや仏教的。
貧乏と暇人は求道的にならざるを得ないのか。
忙しくすればいいんだな。そうだそうだ。
David Mead - Only In The Movies [2003-03-07]
「荷物をまとめて、動揺しないで/出ていった方がいい、そのうち忘れてしまうさ/夢だったのか、もしかしたら破滅だろうか/自分をつねって、想像力を働かせてごらん /誤解されたあげく、幕切れに戸惑うかもしれないが/筋が通るのは映画の中だけだから/くだらない筋書きに身を任せ、疑念を捨ててしまえばいい/うまくいくのは映画の中だけだから」
ともこ一角を聴いています。
そういえば曽我さん何してんのかなーなんて思って久々にツイッター眺めてみましたら、
ともこ一角(いっかく)っていうバンドをはじめてたんですねー、知りませんでした。
曽我淳一さんはトルネード竜巻のリーダー。2009年から活動休止中だけど。
僕は「言葉のすきま」と「パークサイドは夢の中」がすごくスキで、アルバム『ふれるときこえ』のときのライブと、
休止後に一回イベント出演した時に観にったんです。すごく良かった。
んで、そのともこ一角の歌が現在曽我さんのウェブサイトで聴けるんですよ。
バンドの公式サイトはないそうなので、今のところはそこから聴くしかないのです。
これが聴いてみたらホント曽我さんっぽくて(笑)。
いやどこがどうって言えないんだけど、絶対曽我さんぽいんです。
歪なくせにポップミュージックっていうか。
ディストーションギターとフワッとした女性ボーカル。
日常性と刺激性が同居してるっていうか。
いいなあ、って思いました。
3月にライブやったんだなあ知らなかった。行きたかったわ。
初ライブ直後にボーカルの早紀さんが産休に入ったということで(笑)、
でもこれからもコラボという形でライブは続けていくそうで、ちょっと気になっちゃいますねコレは!
さて、聴いた中で一番やっぱり直球でポップだったこの曲が好きです!! 張らせてください!!
ともこ一角 / アンダースロー
や、やべえ!! 手腕衰えず(感嘆)。リリースしてください!!
デモだからそのうち消しちゃうらしいからね!! 今のうちに聴いとけ!!
メモ
関東甲信が梅雨明けということで、僕の大嫌いな夏大魔王がやってきました。夏の好きなところなんて洗濯物が早く乾くところくらいしかなくて(そこはホントに好きです)、他には良いと思えるところが申し訳ないんだけどひとつもない。
働くために外には出ないとならないわけで、そう考えると梅雨も負けず劣らず嫌なんだけど、でも部屋の中で聞く雨の音は嫌いじゃない―
土曜日の午後。学校からの帰り道。雨が降りそうな匂いがしていて。
家に帰って、母親が焼いた生ぬるいホットケーキを食べる。傍らにはコップに入った麦茶があって。
食べている間に雨が降り始めて、庭に咲いている紫陽花の葉を、「パツ、パツ」と、おとなしく打つ音が聞こえてくる。
庭に面した窓にかかっている、レースのカーテンが、フワリと揺れて、生ぬるい風が入ってくる。
僕はテレビのブラウン管を見るともなしに眺めながら、いつしかまどろんでしまう―
そんな子供の頃を、思い出すときもある。
これは向井秀徳さんのあのライブMC「俺ねえ、俺は思い出します。学校から帰ってきて、お母さんが台所で唐揚げをあげております。その唐揚げの香り、飯まだ?まだね?やもうちょい待ってっつって待つ間に、夕方の再放送の漫画を見ます。ドロロンえん魔くん君を見ます。肉まんを食べながら見ます。」につながるものだし、多くの人の中で共有される感覚というか記憶なのかもしれません。
* * *
KANA-BOONの「Diver」は深夜にラジオで聴いたときとは印象がちょっと違うんだけど、でも良い曲だと思います。そのラジオで聴いたときは誰が唄ってるんだか分からなかったんだけど、サビの部分がすごくなんていうか僕の中でのインディーっぽさっていうか(活動はメジャーだけどね)、蒼い感覚があって、懐かしくて、一発で好きになってしまった。
KANA-BOONの曲はぜんぜんちゃんと聴いたことなかったんですが(それを言ったらちゃんと聴くってどういうことだろうって疑問もありますが、まあディスコグラフィを追っていないということです)、そういういわば「ファンじゃない人」の耳にまで突っ込んでくるっていうことは、やっぱりもう誰が唄ってるとかタイアップがどうだとか、そういうレベルの話ではなくて、単純に曲の力が強いってことだと思います。すごくスキな曲です。何かの折にフト聴いてしまうことでしょう(
* * *
しかしノートPCは狂ったように熱くなりますね。夏。次はデスクトップにしよう。時代遅れかしらん。
メモ
0) 多少酔っぱらっています。
1) ライブ&ライブレポートの余波でしょうか、しばらくいろいろな方面で休んでた感がありますが、そろそろ平常運転に戻します。頑張ります。でもすべての活動は日常生活の上に成り立っておりますもので、日常生活が最優先にされますのもので、であるからして、なかなかに難しいところは難しいわけで、結局のところ更新できないときはできません。すいません。ここのところ仕事がらみでお酒&お酒&お酒が続くので、なかなか自分の時間が確保できないようです。といっても結局のところそんなに読者さまがいるわけでもないのですが。
2) 夏大魔王が襲ってきたので扇風機を投入しました。出がけに消し忘れないようにときちんと消してから出るのですが、帰ってきたらなぜか冷蔵庫が数センチ空いてました。詰めが甘かった。大したもの入ってないから大丈夫でしょうが、ショックでした。
3) 先日池袋のタワレコに何年振りかで行きましたが、やたらと閑散としておりまして、もしやスタッフの方が多いのではないかと思うくらいで、実店舗はやはり苦しいのだろうかとか、大してイマドキでもないんですが、心配をしてしまいました。かといって応援できるほどにお店で買い物してるかったら、してないんですけども。
4) 深夜に部屋に帰ってきたらゴッキーナが出現しました。が、退治する前にいずこかへ消えました。なぜに「絶対ここに逃げ込んだ!」と思われる場所から消えてしまうのでしょう。不思議でなりません。消えた場所が僕が寝る場所なもので、気になって仕方がありません。気にせず寝ても良いものでしょうか。
5) 結局のところ、愛とリビドーで僕という人間は駆動しているのだと思います。「くりかえされる諸行無常 よみがえる性的衝動」も非常に近しい。納得だ。そして空しい。
6) 自分の人生の行く末を愁い、なんのことはない、友達が欲しい、などと思う夜更け。だが結局のところSNSは…。
7) 昔から思うことは、すべてを裏切ってというかぶっちぎって、涼しい顔して「俺は負けないから」という宣言をしてやりたいということです。誰に?って謎なままなんだけど。不可侵領域。勝ちたいという思いが逃げに結びつく、悲しい構造。『ムーンライトシンドローム』にあった言葉、「君は弱さを強さに転換している」という言葉が非常にしっくりきます。
8) 今宵のキーワードは「結局のところ」でした。分けもなく叫びだしたい。ということは何かが上手くいっていないのでしょう。こんなブログは望んでおりませんが、たまには良いでしょうか。自分を律するというイメージが非常に好きなのですが、そして「そういう人だ」と周りからも見られますが、たまにできなくなります。結局のところこうなるわけです。難しいですね。
syrup16g tour 2015 「Kranke」 2015/07/09@NHKホール
2日間とも見事に雨だったわけですが(わりと本降り)、最終日のこの日、終演後になるとアラ不思議、雨は止んでいました。まるでsyrupのライブが終わるまではと、大いなる意志が働いたように感じられ、天候まで味方につけてライブを演出するとはまったくもってニクいバンドだぜと、思った次第。
2日連チャンでsyrupのライブを見るという、幸せに恵まれたワタクシですが、東京公演初日の8日が1階席で、2日目にしてツアー最終日の9日が3階席という、まったく異なる視点を運命の神によって与えられていたのです。どっちがいいかっていうと難しいんですが、バンドに近いのは確かに1階席なんだけど、ライブ(とその演出)を観るという意味では俯瞰的な視点を持てる3階席も捨てがたいなと、どちらも体験して思いました。この日俯瞰してみた思ったのは、「相変わらずセット簡素だなー」ってことです。今までに比べたらスクリーンとか使ってるし、確かに演出は力入ってるけど、でもセットはホントにシンプル。ドラムセットがほんのちょっと高くなってるだけで、あと平板ですもん。飾りなんていらねーよって感じで、そこが好き。
+ + +
この日もよくしゃべりました。ビックリした。と内容を書く前に、まずはセットリストはこちら。ほとんど初日と同じ並びですが、一部「Everything is wonderful」が「負け犬」に差し替わり、ラストが「生活」~「リアル」ではなく、「coup d'Etat」~「空をなくす」~「Reborn」になっていました。「Reborn」東京ではやらないかと思ったから嬉しかったなあ。
さてこの日は、頭っから初日の違和感もなくスムーズな出だし。非常によい感じでライブ空間に入っていけました。歌声はツアー最終日ということもあるんでしょう、疲弊した感じも見られましたが、逆にそこが生々しくてよかったです。妙な危うさというかリアリティが生まれていて、それをロック的といってしまうと良く言い過ぎかもしれませんが、嫌な感じはぜんぜんなかったです。
「冷たい掌」もサビの爆発力が獲得されていて、格段に初日よりパワーアップした印象だったんですが、何が違うんでしょう。音のバランスが違うのかな。エフェクト? 正体はよく分かりませんが。冷静に聴くとヘンテコな曲だなと思うんですが、それをライブで違和感なく披露するバンドと、なんの疑問もなく受け入れるファンという図式も幸せの形です。
「Stop brain」の前あたりですか、ふいにMCが始まります。
「いやーツアーもいよいよ最終日」って五十嵐氏。
「正直…」と言いかけて妙に間を空ける。
静まり返る空間。
「終わって良かったなあって」と安堵の息を吐きながら五十嵐さん。
場内笑うが、
「まだ終わってないから!」って中畑さんピシャリと突っ込む。確かに! まだ終わってない!
「正直ここに立ってるのが奇跡かっていうくらいに、ツアー嫌いだったんだけど」
って五十嵐さん正直すぎるわ! 確かにそんなキャラクターだけども!
「今日はもう、最後の一滴まで、拭いきれなくなるくらいまで、絞り出してやるので」
って何だかんだやる気を見せてくれて一安心(って変なライブだよまったく:笑)。
「My Song」から「明日を落としても」って落差あるヨなって思いながらも染み入りつつ、昨日のクライマックスを飾った「正常」がこの日もお目見え。すわどうなるかと期待しましたが、不思議と初日を超えることはなく。いやもちろんよかったんですが、初日の浸透力は発揮されず。続く「負け犬」~「吐く血」と、位置的には昨日の最大クライマックス(変な表現)に輝いた部分なのですが、この日はひとつ引っ込んでいる印象。
だが! この日のクライマックスは別にあったのです! それは次の「Share the light」! ノりきれないとか先日のときは書いたのですが、僕が不満に思っていたサビの爆発力が不思議にも改善されていまして、何なんだろうこれは、中畑さんのコーラスか? いったいなぜ爆発力と厚みが獲得されたのかはやはり謎なのですが、サビ(といってよいのか分からない箇所ですが)が、ちゃんとひとつ前に突っ込んでくる感じで、非常にビリビリときました。カッコいい! 実際ギターとベースとドラムだけで、よくもまあ、あんなにドスの利いた空間を作り出すものだと、その深淵さに酔いしれました。
「真空」の入り方って何パターンかあると思うんですが、この日は五十嵐さんの痙攣ギターがメインになっていたように思います。初日は中畑さんのドラムぶっ叩き。ステージ中央でよろけたようにギターをギャギャッ、ギャギャギャッって引く姿にまたシビれます。syrupの好きなライブアレンジ(っていうのか分からんけど)のひとつです。今回やってないけど「Sonic Disorder」のアレンジも好き(やって欲しかったア)。
「パープルムカデ」~「神のカルマ」~「Thank you」とほぼ間を空けずに続き、あっという間に本編終了です。やっぱ「Thank you」カッコいいすわ。ドラムがよいです。帰りの道中もなぜか頻繁に頭に上ってくるのがあの出だしのところで。音源で始め聴いたときは、やはりというべきか、違和感がありましたが、今聴いたらなんていうか、「良い曲」としか感じられません。これぞライブの力です。ライブの力で楽曲のイメージが塗り替えられました。「Thank you」は一度ライブで聴くべきではないでしょうか。キラキラと走ってる感じが、今のsyrupに似合ってます。
+ + +
そんなに喋ってねーじゃんって思うかもしれませんが、これからです。僕も当日はそうでした。「ああ今日はあんま話さない日なのな。そういう日もあるよね」って思ってました。しかーし!! ここからだ!!
アンコールでTシャツ姿で登場した3人ですが…
ななななんと! マキリン(と呼ばせてください)ことキタダマキ氏が、あの激渋クールなスーパーベーシストが! ステージの際まで進み出た! そして誇らしげに胸を張り、「オレのTシャツ見ろよ」と言わんばかりに親指を胸に突き立てる(心なしか笑ってる?)! なんだこのパフォーマンス!
3階席の僕にはそのTシャツの文字が見えなくて本気でヤキモキしてたんですが、調べたところ「医者」と書いてあったとかないとか…(笑)。
「患者Tシャツ着たくないんだって」と五十嵐氏がギターしょいながら笑う。
「スーパードクター」って中畑さんも笑う。
スーパーベーシストならぬスーパードクター誕生(笑)。
しかしなんだ「医者」って! このために作ったのですか?? でも医者って何かマキさん似合う(笑)。
「vampire's store」って初日も中畑さんのコーラス入ってたかしら。思い出せない。でもこの日は入ってて、これがすごくいい。この曲のサビの部分ってトーンダウンするような調子があるから、そこで勢いが殺されちゃうんですよね、僕の中では。でも中畑さんのコーラスが重なることで、音の厚みが増すし、確実にそこが浮き上がってくるし、すごく曲として完成された形になると思います。この曲確実にライブで進化してます。これからもカッコよく変わりそうで楽しみ。そう考えると「To be honor」や「Thank you」もそうだけど、ツアー嫌いっていうわりには、ライブで映える曲とかライブで演ったときに盛り上がる曲とか、意識して書いてるんじゃないかって勘繰りたくなります。
「落堕」の入りもカッコよかった。あの3人でギャリギャリドカドカブリブリやってるとこ。初めてあの形聴いたの日比谷だったかなあと思うんだけど、体感的にあのときと同じくらい長い入りで、こういうの僕は何時間でも(っていうと言い過ぎだけど)聴いていたい。本当にカッコよくて気持ち良い。もうこの曲は殿堂入りして他の曲に座を譲ってもいいんじゃないかってくらいの活躍ぶりだよ、「落堕」。
+ + +
まだそんなに喋ってねーじゃんって思うかもしれませんが、まだこれからです!
2度目のアンコールで出てきた3人。
(五十嵐さんのコケたようなパフォーマンスもありつつ)定位置に着くや否や―
「じゃあ、スーパードクター、最後に一言お願いします」って、まさかの五十嵐氏からフリが!
場内大歓声!!!! キタダさんちょっと笑ってるっぽい!
でもこのまま流されちゃうんじゃないのおなんて思っていたのも束の間! 歓声が静まるのを待って、ちゃんと話してくれるマキさん!!
「えー、今日はどうも、ありがとうございますぅ」って!!
うわおっ、ちゃんと肉声聞いたのいつ以来だ! なんか声高くね!?
「お大事に…」ってマキリン、オチまでつける!!
場内大喝采!!!!
「今日イチの盛り上がりじゃん」って笑ったのは中畑さんか?
それを横目に見ながら五十嵐さん、場内に目配せして、ささやき声で―
「ちょっとすべってたね」だって!
いやらしいわー(笑)。寡黙なマキリンにフッといてそれはないわあ(笑)。
思わぬいじめっ子ぶりを見せた五十嵐氏でしたが、一気にエンジン全開で何やら分からぬ雄たけびを上げて―
「coup d'Etat」さく裂!!
こっからの「空をなくす」!!
圧倒的にシビれる!!
しかしホッコリムードからの落差がすごい!!
ここからも分かるように(?)、もはや楽曲のイメージとバンドの在り様を重ねるのはsyrupには似合わないのかもなあって考えてしまいました。昔はピリピリした雰囲気でライブ演ってるときの方が圧倒的に好きだったし、ペラペラしゃべってるときは逆に嫌がってたりした僕ですが、今はぜんぜんこの楽しそうな雰囲気がすごくうれしくて、よく分からない論理だけど、ごめんなさいって言いたいです。曲は表現のひとつであって、それはそれとして受け取ればよいだけのこと。バンドの雰囲気は良いに越したことないし、曲以外の部分でそれを見せられても、それは表現とは関係ないのだと、キッチリ分けて受け取ればよいんです。だからオレは、今のsyrup、大好きです(昔から好きですけど)。ハッキリと、そう言えます。
「いやー、いよいよツアーも終わり」って話す五十嵐さん。
もうすぐ終わりだなって客席も分かってる。ちょっとさびしいからもっと話してほしいって思う。
「さっきはツアー大嫌いとか言っちゃったけど」
間。
「終わってみると、楽しかったなって」
それは終わったからじゃないのか!ってツッコミを、僕も含め多くの方がしたことでしょう。
「ちょっと、ぜんぜん関係ない話していい?」って唐突に五十嵐さん。
「友達いないからさ、しゃべる人いないんだよ、聞いてくれる人が」って自嘲(笑)。
何か各所で休止期間のこといろいろ話したからかな、一周回って開き直ったのかな五十嵐さん。うしろめたさみたいの、ないよね。
「昨日ね、帰って寝るじゃん。寝ようとするんだけど、やっぱ寝れないのよ(と、このあとゴニョゴニョいう。興奮して眠れないってことでしょう)」
僕の頭には、暗い部屋で布団(ベッドではなくて断然布団)に横たわるサラサラヘアーの五十嵐隆が浮かぶ。なぜかクスリとする。
「でね、寝たり、起きたりを繰り返すんだけど、そしたらね、ついにね、あれを見ちゃったんだよ!」って興奮気味に。
何? 何を見たの?
「あの、あ、め、アレ、ん? なんだっけ? あの、あれ」
ってもどかしいわ!!(笑) アドリブなんかやっぱり。
「明晰夢! 明晰夢? あの意識はハッキリしてるんだけど、夢っていう」
「こう色とかもさ、きらびやかで、ハッキリしてて」
とここから独壇場で話し始めます―
「なんかね、こう、可愛らしい(と手で丸い形をなでるように)小動物とかさ(場内笑い)、やさしいお姉さんとかいて、キレイな景色で、お花畑とか広がってて(場内爆笑)、もう、楽園、パラダイスでさ、やった!って思って。オレもう、一生ここにいてやる!って思ったの(五十嵐さんのイメージ通り過ぎて、またも場内爆笑)」
「でも、だんだんね、いやこれはヤバいって思ってきて。浦島太郎的なアレだと思うんだけど(謎の「浦島太郎的なアレ」。何となく分かりますが、ぼかし過ぎ!)。ヤバい起きなきゃつって、頑張って起きたんだけど」
「たぶんね、あのまま寝てたら―死んでたね!」
大大爆笑に包まれる場内。
「でもあそこにいるよりも、今日ここにいる方が、10倍も、100倍も楽しいです」
「ホントにありがとう!」と言って演奏に入りながら、「また来てね!」って言ってくれたように思います。
すげーうれしい言葉だった。涙出そうで。絶対また来ますから。
最後の最後に繰り出された必殺の「Reborn」は、終わりの方で客電点けるからさ、いつかの武道館を思い出してグッときてしまった。
場所も状況もぜんぜん違うんだけど、あのとき明るい視界の中で鳴らされた「Reborn」は、「バンドの終わり」を意味していて、でも今日のそれは「終わり」とは対極にあって、あのとき終わりを告げた「Reborn」が今似たような光景の中で「始まり」を告げていると思ったら、すごく感慨深くて、よい意味で打ちのめされました。もちろん生還ライブのときも「Reborn」は鳴らされていたんだけど、僕の中ではこの日の「Reborn」はまた違う意味合いなんです。なぜってこの2日間のライブで、僕はsyrupは新生したと、感じたからです。明るい調子でごまかすように、端々に、今後への決意のようなものが感じ取れて、「癒える事ない痛みなら いっそ引き連れて」というミスチルの歌詞が頭をよぎるような、開き直ったような強さを感じ取ったからです。
+ + +
音源で聴いてると「曲が変わった」って思うんですが、ライブだとあまり違和感がないんですよね。まあライブっていう筋が一本入ってるからってのもあるかとは思うんですが、もしかしたら僕らが思うほど変わってないんじゃないかって、よく分からなくもなりました。でも逆に考えれば(?)、バンド側がこれまでの曲も今の曲もきちんと自分たちの中に落とし込めているってことだと思うんです。だからきちんと「今」の自分たちで、自分たちの曲を鳴らしているっていうか。決して懐メロとかじゃなく。そういう意味でも、syrupは決してレジェンド、伝説などではなくて、「今」を生きているバンドなのだと思います。正確にいうと「今」に蘇った、というとゾンビみたいですが(笑)、でもホント見事な蘇りです。
「冷たい掌 握り直して 過去へ 連れてって
冷たい掌 握り直して 未来へ 連れていこう」
ってなんとなく、この復活の暗喩にも受け取れませんか。
冷たくなった掌を握り直して、過去も受け入れて、そして未来へ―
+ + +
不思議なもんで、僕は彼らが解散した時のレポート(このブログにはないです)に、その後の自分と音楽とのかかわり方について、「ドラゴンボールが終わってから週刊ジャンプを読まなくなったのと同じようなことが起こるような気がする」という回りくどい表現で書きましたが、これはつまり「ドラゴンボールが終わって他の漫画も読まなくなった」→「syrupが解散して他のバンドも聴かなくなるんじゃないか」という意味でして、悲しいかなその予見は少なからず当たることになったのです。まったくとはいかないですが、他のバンドさんの音楽を聴くことから遠ざかり、そしてライブからもメッキリ足が遠のいたのです。でも今、その逆のことが起ころうとしている、というか起こる気配を感じます。
syrupの復活を確信した今、他のバンドのライブにも久々に行こうかな、なんてちょっと思ってる自分がいて、自分でもビックリです。いったいどこまでいつまで僕に影響を与えれば気が済むんでしょうかsyrup16gというバンドは!
大好きだ!
どうかのんびりでよいから、末永く、活動してください。切に願います。
おしまい。
syrup16g tour 2015 「Kranke」 2015/07/08@NHKホール
うわあああああああ。
患者Tシャツ買ったよ。着てる。書いてる。
9日のライブも行くのだけれど、これを着ていく勇気がない。一人で行くもんで。上になんか羽織っていって会場で脱ぐって手もあるけど、僕の中ではそれは邪道。なのです。
しかしライブTシャツって久しぶりに買った。この袖を通した時の不思議な一体感っていうんですか、「ああオレこのバンドのファンだ」っていう愛の再確認っていうか、「このライブ行ったんだよな」って感慨もあるし、いたるところのファンとこれを着ることによって見えない糸でつながっているような、奇妙なうれしさもあります。あとフェイスタオルも買ったけど(これは家で使う)、ステッカーも買ったけど(PCに貼りそう)。今回は珍しくバンドにお金を落とす(いやらしい言い方)僕であります。
+ + +
ここ近年(解散前後も含めて)で、最も五十嵐氏のトークが聞けた公演ではないでしょうか。ご存知のようにsyrup16gのライブはMCがほぼありません。ないときはホントにない。「ありがとうございます」、「ありがとうございました」くらいしかないときもある。まあライブに何求めてんだよって話だけれど、でも好きなバンドに直に接するからには、普段は聞けない生の声(すなわちそこだけの、行った人だけが聞ける肉声)を求めるのもファンの心理というものです。今日はそれが非常に満たされました。
セットリストはこちら。
ホントに序盤はやっぱり硬い印象があって(特に「冷たい掌」)、それは前回のライブの時も一緒だったんだけれど、置きにいってる感じがすごくあって、ハズさないように、ハズれないように、堅実に、そしてちょっと探ってる感じっていうか。歌も演奏も。それが硬さにつながっていたんだと思います。「To be honor」をこんなに頭、3曲目に持ってくるとは思わなくて、本編ラストとかその辺りかと思っていたので、意外でした。でも予想通りというか、この曲はライブ映えします。あの広がりのある空間と、その中でスコーンと抜けていく五十嵐さんの声。改めていい曲だと思いますし、今後ライブの定番曲になってもおかしくないです。
「HELPLESS」はアレンジが違うっていうか、鋭いギターを前面に出してきたので、初め何の曲か分からなかった。分からなかったし、頭のギターを五十嵐さんはミスったようだった。顔の前に手を出して、ドラムの中畑さんに詫びていた。「明日を落としても」や「吐く血」においても歌詞のトビが見られ(笑)、往年のトチりっぷりが頭をよぎり、懐かしく、ホッコリした気持ちになってしまいました。
「My Song」や「明日を落としても」になると、やっぱりもう聴かせ方が違うと言いますか、冒頭の置きにいってる感じなど微塵もなく、ホントにひとつの塊としての曲がそこにあって、もちろんドラムとベースとギターと声によって成り立ってるんだけど、すべてが1個にまとまってる感がすごくて、特に「明日を落としても」はやっぱり破壊力がすごくて、何回も聴いているのにいっこうにその破壊力は薄れなくて、僕は目がウルウルしてしまいました(歌詞をトばしたというよりは、ちょっと入りを間違ったような箇所がありましたが、強引に進みました。僕は潤んだ目でちょっと笑ったもんです)。
本編のクライマックスは何回かありましたが、個人的には間違いなく、8曲目の「正常」がピーク。2回目の日比谷でやったときから、この曲のライブでのヤバさを意識しはじめましたが、この日もヤバい。鳥肌立ちました。かつてのsyrupの真骨頂と思われる、澱んだ空気と、サイケデリア、仄かな甘さが入り混じり。そして静と動の対比によるカタルシス。中畑さんの叫びとドラミングに呼応するように、どんどん曲の熱量が上がっていく。五十嵐さんの裏声もさく裂。そして底の方で曲を牽引し続けるキタダさんのストイックなベース。すごく、すんごーく好きです。特に歌が終わってからがすごくヤバい。もっと長尺で聴いてたいくらいです。
このあとかなあ(違うかもしれません。記憶曖昧)、五十嵐さん喋る!
「こんばんは!」て威勢よく。「帰ってきましたよ!」って、親戚の兄ちゃんみたいな挨拶をする。
場内を飛び交う「おかえり!」の黄色い声と野太い声。
「ぜんぜん緊張してるんだけど」ってサラリと正直にいう五十嵐氏。
場内温かい笑い。
「今日2日目!じゃなくて、1日目だけど」と続ける五十嵐氏。
「ツーデイズなんてできると思ってなくてさぁ。やらせる方もどうかと思うけど」って笑う。
まさかの批判(笑)。
続けて何か言ってたけど、歓声で聞き取れません。五十嵐さん喋るとみんなうれしいんだよね。内容的には「今日で全部出し切る」的なことを言ったんだと思います。
「明日のために喉大事にしようとか、そういうのやってきてないし、できないし」
「だから気分的にはね、今日が最終日、千秋楽ですよ。ハートだけはね!」と薄い胸を叩く。場内大歓声!
「Everything is wonderful」の浮遊感とサイケデリア(ギャリギャリしたノイズギターかっこいい)もよかったんですが、「吐く血」のアッパーな調子が印象的でした。確かに曲調はもともとノりやすいですけども、イントロで「フゥーッ!!」とか五十嵐さん言ってくるから、「この歌詞で『フゥーッ!!』ってノりすごくね?」って思って、一人でニヤニヤしてました。
「Share the light」は見るたびに「演奏難しそうだなあ」って思ってしまって、どうもノりきれません。いやカッコいいんですけどね、サウンド的には「ニセモノ」に匹敵するくらいヘビーな切れ味持ってると思いますし、演奏は実際切れてたんですが、サビでもうちょっと爆発力出るともう完璧です。
このあとは本編ラストの「Thank you」まで怒涛の名曲連打。「天才」(「Share the light」からの「天才」に違和感ないのが驚いた)、「真空」(入りがカッコいい!最後に中畑さんが『ワンワン!!』って叫ぶの何←これは「落堕」か?)、「パープルムカデ」(左足上がらず。序盤に一瞬浮いた)、「神のカルマ」ときたもんです。セットリストを見て分かるように、今回のライブは万遍なくすべての作品から選曲されてますが、どちらかというと、攻めのスタイルです。それは完全にバンドのモードを暗示しているし、実際本編ラストの前に五十嵐さんが決定的な言葉を口にします―
「まあ」とちょっと腰をかがめた感じで笑いながら―
「おとなしいけどね! 大丈夫ですか」って。
ああ! やっぱり気にしてる! おとなしいって言われた! 裏を返せばもっと盛り上がってくれよってことでしょ!? 俺ら攻めてんだからついてこいよって! 場内笑いが起きる辺り、みんな気づいてんだよね!
「いつもだいたい楽しそうだけどねー、うんうん」って誰に向かって言ってるのか分からない口ぶりで続ける五十嵐氏。
すかさず場内では「楽しいよ!」、「楽しい!」って黄色い声と野太い声が。
「次の曲で最後なんだけど―」って言われかけるや、客席みんなで慌てて、「えー!!」って一際ユニゾンで盛り上げます(笑)。
「まあ感謝の曲なんで―」と言って五十嵐氏、フワッとした裏声で華麗にコーラスを始める。このアレンジにくいわー、かっこいいわー。メロディで「Thank you」って分かったけど、何かすっかりライブバージョンに生まれ変わってる気がしますね(歌詞も一部「諦めない僕に Thank you を」を「諦めない君に Thank you を」に変えてきた)。カッコいい。僕は「旅立ちの歌」よりこっちが好き。やたらと疾走感あるし。当然好き嫌いはあるでしょうが、考えようによっては「翌日」と同じようなポジショニングなのかなあって、聴きながら思いました。
+ + +
立ったままアンコールを願うこと数分、暗がりの中でステージ天井から何かが下りてくるのが見えました。
ああ!
他公演で「レンコンが降ってきた」という分けのわからない情報を某所で目にしていたのですが、その意味が分かりました。手術台の照明を模した照明道具(分かりにくい表現でスイマセン)が天井から降りてきていたのですね!(詳しくは「手術台 照明」で画像検索してネ!) 患者を演出してるわけか!、あーいいじゃん、面白い演出じゃないですか!って一人感心してました。しかもちゃんと照明つくし、ライトの色も場面に合わせて変わるし、どうやって作ってるんでしょうかアレは。もともとああいうのがあるんでしょうか。分からんけれど、面白い。手術台まであれば…ってそれはやりすぎか。そこに寝てギター弾くとか? いや、やりすぎだ(笑)。
いや話が逸れました。「vampire's store」はやっぱりライブ向きですね。やっぱりまだこなれてないこともあるんでしょうか、音源をなぞったような感じでしたが、ライブ独自の熱量が吹き込まれれば、これは定番曲になってもおかしくない(「Sonic Disorder」とまではいかないか)。
東京のお客さんは(僕も含め)スロースターターなんでしょうか、アンコール2曲目の「落堕」になってようやく拳を振り上げはじめました。「寝不足だっていってんの!」の合唱もさく裂。ここにきて遅すぎるともいえるヒートアップでついにバンドと熱量がかみ合った気がします。遅い!! 他公演の情報をほとんど見てなかった僕は、ここで終わりかな?とか個人的には思ったんですが(もちろんまだやって欲しいという気持ちがありながら)、客電がつく気配もないし、これは期待していいのか!?と、再びのアンコールを願う。
間髪入れずにっていうと言い過ぎだけど、全然またせずに再度登場した3人。
ドラムセットに上った中畑さんが、五十嵐さんを指さし、ギターを弾くポーズをとり、「こいつが今からイカすギター弾くからよぉ」的なナイスな笑みを見せる。それを受けて、ぜんぜん曲に入るそぶりがあったわけではないのだけれど、置いてきぼりをくらいそうになった五十嵐さんが焦ったようにいう、「ちょっと待って!!」って割とでかい声で(笑)。
みんながハッと見たら、シールドがこんがらがってて、絡みをほどくべく、ギターを中空でグルングルンと回す五十嵐氏がそこに(笑)。その様子、まるで服の裏返しを直すべく格闘する子供のようで。数秒、それを見守るわれわれ。まったく今回はなんでそんなにお茶目なんだ!
と、軽快に話し始める五十嵐氏(ホントに楽しそうだなあ…)。
「こんなTシャツ買ってくれた人、ありがとね」って。患者Tシャツ。やっぱ自覚あるんだ、ヘンなデザインだって(笑)。
「うちに帰ってパジャマにしてたらお母さん驚いちゃうよね。ついに来たか!っつって」と続ける。
「分かりやすいナ」って中畑氏のつっこみさく裂。
「ねえ、ほんと」と話題を変えつつ五十嵐さん、「さっきの『落堕』って曲もさあ、チューニング間違えて演奏しちゃうし…」と唐突な暴露(笑)。中畑さんも笑う!
「5年6年経つとこうなっちゃうから、ねえ、これからライブもちょっとずつ(と指の間に隙間を作り)やってってね」(場内大歓声)
「みなさまに恥ずかしくない!syrup16gを!お見せできるように、頑張っていきます!」と、西川きよし師匠の「小さなことからコツコツと!」ばりの握り拳を作りながら、聞いたことないような宣言を! らしくないけどすげー嬉しい! 続くんだよね! そうだよね! ライブもいっぱいやってくれるんだよね!
こんな明るい調子いつ以来だよ?って思ったけど、思い出せない(笑)。924(daimasの日記スペシャル)とかさ、あのくらいまで遡らないとないんでないかな(僕はあのときの「翌日」がすごくスキなんです)。
「日々の積み重ね、ですよ」って言った五十嵐氏、そこから「生活」のイントロへつなげるニクい演出。こういうのアドリブでやってるんかな。寝る前とかに考えてるのかな(笑)。普段口数少なそうなのに、ここぞというときに、バチッとした言葉を口にするのは、どこか「北斗の拳」のケンシロウにも通じる気がして(笑)、まあ何が言いたいかっていうと、僕はそういう人が好きっていうことです(ケンシロウはちょっと行き過ぎてるけどな)。
もうこの辺の「生活」や、ラストの「リアル」に関しては、単純に楽しんじゃって何がどうとか一切頭に上ってきませんでした。
去り際に客席を拝みながら、五十嵐氏が手をメガホンにして、会場に向かって何か口にしたようですが、まったく聞き取れず。なんて言ってたんでしょうか。
+ + +
点数付けるのはおこがましいので、来場前の期待を超えたか否かで表現すると、見事に超えてきました。すばらしかったデス。上手く言えないんだけれど、syrupについては「来るか来ないか分からない『その時』を、信じて待ってる」っていうイメージがあって、一度でもsyrupに(よくも悪くも)打ちのめされたことがある人は、また「それ」を求めて彼らを聴いたり観に行ったりすると思うんです。でも必ずしも「それ」はやってこない。かと思えばこれまでを上回る「それ」がやってくるときもある。だから、僕らは「それ」がくる「そのとき」を信じて待ってるんです。だって確かにそれを与えてくれたんですから、もう一度、ってそう思うのはおかしいことじゃない。音源に関しては一度聴いちゃうとどうしても2度目は2度目になってしまうから、だから僕らは1回こっきりの水ものであるライブに足しげく通うのです。そこにしかないものを求めて。今回のライブでかくして「それ」は与えられました(個人的には「正常」~「Everything is wonderful」~「吐く血」がベスト)。だから僕は、また行くでしょう。「それ」を求めて。(まあsyrupに限らずライブってのはそういうもんだとは思いますが)
今あたりまえにsyrup16gが自分の生活に存在し始めてますが、考えてみれば、4年も5年も不在だったわけで、でもそんな気がしないところが非常に不思議なのです。思うに不在期間中も普通に聴いていたからではないかと踏んでいるのですが、果たしてどうなんでしょうか。それとも、もうキッチリ終わりを認めてたからなのかなあ。
バンドの調子というか雰囲気がホントによさそうで、今後のこととか何にも分かりませんが、期待しちゃうよ?いいよね?って問いかけたくなるような、素敵なライブでした。そういう意味では、いよいよ、本当に、復活の狼煙が上がったのかもしれません。新譜が出たばかりですが、新しい曲が聴きたくてたまりません。どんなんが出てくるのか。
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NHKホール初めての1階席でしたが、わりと近くで見た五十嵐氏はやっぱり細くて白くて疲れてて、頼りなさげでした(初めて見たときから変わってない)。煽り気味の中畑さんに対してキタダさんはいつにも増してクールな印象でした(さすがに紹介されたときは手挙げてましたけどね。そんくらい。あとは「落堕」でのドラム間近でのブリブリベース)。中畑さんは演奏もそうだけど、叫びとコーラスがすごいなあ(特に「真空」)。五十嵐さんを食いかねない要(かなめ)っぷりでした。
五十嵐さんのサラサラとしたストレートヘアは、「俺もうひねくれないよ」って意志の表れなんじゃないかって、今回のライブを見ながら、フト思いました。おしまい。
メモ
ネット上にものを書き始めてから10年以上が経っていることに気づきました。その頃の文章に触れて凹むという、これまで何回繰り返したか分からないサイクルを、また繰り返しました。文章を書く喜びに満ちている、ように思える瞬間が多々あって、今の僕には、あの「走った」調子はないのです。思考の幅も広かったし、言葉のボキャブラリーも多かったし、角度・視点も多彩だった、ような気がする。そしてあろうことか、これが一番凹んだ部分なのですが、考えていることが、変わっていない。しかも「変わっていない」ということを過去にも書いているということです。どういうことだってばよ。つまりは何にも変わっていないということです。
付き合う人間は多くなったが、行動の範囲は狭くなったような気がします。曲がりなりにも社会の一員になったからでしょうか。思うに僕はエネルギーのキャパシティが少なくて、生業(なりわい)にエネルギーを使い始めるや否や、その他の部分にエネルギーを使えなくなったということではあるまいか。だから僕は何においても大成しないのだ。それはそれで構わないのだけれど、よくある話というヤツで、自分が「いつか思っていたツマラナイ大人」になってきているのではないかというところがたまらないのです。いやそれすらも「仕方ないよね」で受け入れようとしている自分がいて、それに抗えるかどうかということを確認する意味もあって、こんな恥ずかしい文章を書いているのかもしれません。そもそもこのブログにはそういうこと、こういうことは、書かない腹づもりだったのです。ああ悔しい。
でもだからといって過去に書いていた日記が「面白かった」ということではありませんよ。このブログが日記全開になるということもないでしょう。ただ僕は、自分がショックを受けたということを何がしかの形で、ここに記しておきたかったのです。刻まれた歴史が正しいかどうかも分からない古代の石碑のように。
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syrup16gのライブ(東京公演)が間近ですが、何をしてよいか分かりません。珍しくソワソワしています。ライブを100%受け入れるために、何かできることがあるような気がするのですが、何をすればよいのか分からず、ヤキモキしています。インタビューを読むとか、作品を聴くとか、ライブDVDを観るとか、そういうんじゃないような気がしていて、落ち着きません。
でも今はなぜか椎名林檎の『無罪モラトリアム』を本当に何年振りかで聴いているという分けのわからない展開。話トビますが、やっぱり名盤ですよこれは。ファンの人は「今更何言ってんだよ」ってお思いでしょうが、「歌舞伎町の女王」とか「丸の内サディスティック」とかヤベえ。いや全曲ヤバいけども。「そういえばずいぶん聴いてないなあ」って思ったそこのあなた、聴いてみてください。ヤベえって思いますから。
「嗚呼 しくじった しくじった まただわ」(積み木遊び)って、「この間 俺はまた でかい過ち犯したんだ」(不眠症)に通じやしないだろうかとか、よく分からない思考展開になってきたので、ここまでにしておきましょうか。
何かこの物思いに意味はあったのかと考えてしまいますね。たぶん意味ない。
椎名林檎 - 歌舞伎町の女王
息を止めても止まらない
異論はありましょうが、僕はプライドと同じくらいジェラシーもいらないものだと思っているので、今抱えているものは、近所のドブにでも流して、光よりも速く逃げてやろうと思います。
syrup16gを聴いています。
ライブが近くなってきたせいか、syrup16gを聴く頻度が上がっています。
『Kranke』については何かしょっぱい感想を書いてしまいましたが、なぜだかその『Kranke』を聴く回数が圧倒的に多いのが不思議です。でも思い当る節はあって、僕は「ながら聴き」と「本聴き」で使うヘッドフォンを分けているんですが(スピーカーではまず聴かない、というか、聴けないのです。隣近所の存在がありますから)、「本聴き」で聴いたら、明らかに違う聴こえ方をしてきまして、「あれ、すげーよくね、コレ」という気持ちが芽生えてきたもので、それを確認するように、日々何回も聴いているという次第です。
何回か書いているように僕は『クーデター』が一番好きで、理由はいろいろあるんですが(詳しくは過去記事参照)、改めて考えると、音作りも一因としてはあると思うんですね。ベースの目立ちっぷりとか、ドラムのクラッシュとかハイハットとかの立ち具合、刺さり具合とか、ギターのディレイとディストーションの同居(睡眠薬とビンタという比喩を使おう)とか、シューゲイジングというか白濁感というか、白昼夢的な危うさと美しさがあって、すごくスキなんです。
それに比べると、以降は音が細いというか、キレイすぎるんじゃないの、なんて思っていました。昔エモが盛り上がってきたときに、J.ロビンスがプロデュースする作品について「音をキレイにしすぎる」という意見を言った人がいましたが、そういう言葉を使いたくなる感じだったんです。
高山徹さんがマスタリングしたとか言っても、僕はほとんど気にしてなかったんですけどね。おそらく今回初めて、syrupの作品でミックスやマスタリングについて意識しました。『ヘルシー』のリマスタリングも確かに「いいなあ」って思っていたんですが、そこまで気にすることなかった。
この音の粒が立ってる感じっていいますか。全体ですごく包容力があるんだけど、その空間の中で、ひとつひとつの音の輪郭がすごくクッキリしている。だから混沌とした調子はないんだけど、聴いていてすごく気持ちよいというか、カッコいいというか、心地よいんです。「vampire's store」の後半とかすごくカッコよくて、作品の中でがぜん上位に浮かび上がってきました。ボーカルと拮抗するようにギターフレーズもしっかり突き刺さってくるし、ベースもブリブリ唄ってるし、ドラムも重量感あるし。ライブでどうなのかっていうのはもちろんまた別ですが。
そもそもたとえば『クーデター』の頃とは曲の作り方というかギターの使い方とか違う気がするから(よく分かりませんけどね)、一概に比較はできないけれど、混沌としていながら浮遊感を保っていた『クーデター』とは確かに違っていて、けれどまた新しい音を獲得しているのです! そしてそれはおそらく今のsyrup、表面的な陰鬱さが薄らいだsyrupに、似合っている。
まさかこういった方向から今のsyrupを再評価する気持ちが自分の中に出てくるとは、露とも思っていませんでした。ライブも楽しみです。
あと「Thank you」のコーラスってずっと「あきらめの~」だと思ってたんですが「あきらめろ~」なんですかね。「あきらめの悪い」に被せてるから「あきらめの~」だと思ってました。
おしまい。
メモ
≫ ガチで鳥肌…不可解なホラーゲーム『Sad Satan』深層Webで発見される
気になりますよね。
とりあえず「Sad Sad Satan」の動画はNine Inch Nailsっぽいイメージ。
サウンドも、『Ghosts』の頃とか、似通ってる気がします。
『Ghosts Film Festival』への参加作品といってもまかり通りそうな気はする。
参考動画―
Nine Inch Nails - Ghosts Film Festival (32 Ghosts IV)
Nine Inch Nails Film Festival Submission - Ghosts IV-33
NIN: 1 Ghosts I 2 Ghosts I
伝わりますかね。このイメージの類似性(ちなみに動画はオフィシャルなものではありません。いわばファンメイド)。
件の「Sad Sad Satan」は、詳細が分からない不気味さはあるけれど、意外にマトモというか、カオスは感じない。
まあ、不気味なんですが…。
メモ
1) ミネット・ウォルターズの『悪魔の羽根』を読了しましたが、「マッケンジー案外弱えぇ…」って貧弱な感想しか出てこなくて、もはや読んでいるのが申し訳なくなるレベルでした。次はジェレミー・ロビンスンの『怪物島』です。
2) 「人ごみ嫌いなんだよね」というセリフを自分の個性のようにのたまう方がたまにいらっしゃいますが、人ごみ好きな人の方が少ないんじゃないかな、と思います。間違ってたらスイマセン。僕はもちろん人のいない通りの方が好きです。大通りは避ける生き方みたいです。
メモ
ごめんなさい。情報逃してた。
死んだ僕の彼女のフルアルバム『hades (the nine stages of change at the deceased remains)』が6月頭に出てました。
そこから1曲―
死んだ僕の彼女 / 彼女が冷たく笑ったら
(prologue to the nine stages of change at the deceased remains)
いい!!
買うわ。買います。
ライブは…クソッ、予定に組んでなかったなあ、行けるかなあ。
ワンマン行きたかった…。
メモ
こちらを読んでちょっとビックリした。
≫ みんなはどこで音楽を発掘しているのか 音楽の流通経路を調べてみた
地下室TIMESさんが行った独自アンケート。
投票数2390。
みなさんどう思いますか。どこが、何が上位に来たと思います?
僕は当然SoundCloudかbandcampかなと思ったりしちゃったんですが。
結果はぶっちぎりでYouTubeが一位だったようで、「え」って狼狽してしまった。
YouTubeって、そんなに、スゴいん…?
いやでもきちんと考えれば、地下室TIMESさんは邦楽に寄った記事を書かれてるサイトなので、
ビジターも当然邦楽(ロック)が好きな方多いんだと思いますし、
そう考えると、SoundCloudやbandcampは邦楽アーティストに有効利用されているとはとても言えない現状なので、
多くの人がYouTubeで発掘作業を行うというのも、分かります。納得できます。
違うサイトさんが同じアンケートを行ったら、また違う結果が出ることと思います。
きっとミスチルやサザンのクラスがSoundCloudやbandcampを開設したところで、
たいした数のフォロワーはつかないんだろうし、再生回数も伸びない、気がする。
つまり(と、過程を端折りつつ)そういうことなんだと思います!
何が言いたいかっていうと、SoundCloudやbandcampも面白いから、
未体験の人は潜るとまではいかなくとも、触れてみてほしいということですね。
こんな場末のブログ読む人でそんな人(未体験者)はいないか。
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